S3OS2分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 09:04 UTC 版)
「小惑星のスペクトル分類」の記事における「S3OS2分類」の解説
Small Solar System Objects Spectroscopic Survey (S3OS2、S3OS2) では、ラ・シヤ天文台の 1.52 m 口径の望遠鏡を用いて、1996年から2001年にかけて820個の小惑星を観測した。論文の著者名から、"Lazzaro classification" としても知られている。 このサーベイでは観測された天体にトーレンおよびSMASSの分類手法の両方を適用したが、それらの多くはこれまでに分類されていないものであった。トーレンの分類に類似した分類手法では、このサーベイは "Caa型" という新しいカテゴリーを導入した。これは、天体の表面での水性変化を示す広い吸収帯を持つカテゴリーである。Caa型はトーレンの分類ではC型小惑星、SMASSの分類では水和したCh型小惑星 (一部のCgh、Cg、C型も含む) に対応しており、サーベイで観測された天体のうち13%の106天体に割り当てられた。またS3OS2分類では、元々のトーレンの分類では用いられていなかったK型を、両方の分類手法に対して用いている。
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