S級特別昇級・A級2班特別昇班制度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 12:36 UTC 版)
「競輪選手」の記事における「S級特別昇級・A級2班特別昇班制度」の解説
A級1班および2班の選手が3開催連続して「完全優勝」(予選・準決勝・決勝と全ての出走レースにおいて1着となること。要するに9連勝以上。俗称「ピン・ピン・ピン」)を達成した場合は、級班選考期間に関わらず即時(達成日の翌日)にS級2班に昇級となる(通称「特進」または「特昇」)。また、A級3班の選手が同様にチャレンジ戦で3開催連続して完全優勝した場合は、即時(達成日の翌日)にA級2班に特別昇班する。 2008年1月から導入されたA級3班によるチャレンジ戦のシステムとなって以降、デビュー(117期以降は本格デビュー)から無傷の18連勝(6場所連続完全優勝)でS級入りを果たしたのは、深谷知広、寺﨑浩平、山口拳矢、吉田有希、上野雅彦、中野慎詞の6名のみである(2022年4月時点)。このほか、高橋晋也はデビュー2場所目(デビュー場所は1・1・3着)から通算7場所・20連勝でS級に特昇している。なお、117期より開始した新人戦「競輪ルーキーシリーズ」においては特別昇班の対象外としており、新人は全員が本格デビュー戦はチャレンジ戦からのスタートである。 このほか、毎年6月と12月に、いずれかの開設記念の最終日(4日目)において、A級1・2班の成績上位9名から特別昇級3名、並びにA級3班から特別昇班3名、それぞれの枠を争う単発レース「レインボーカップ」が行われている(いずれも上位3着までの3名が昇格する)。 「レインボーカップ」も参照 S級特別昇級の最高齢記録は、3開催連続の完全優勝・レインボーカップ共に、大竹慎吾が保持している(2021年7月時点)。
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