RAIN_(GLAYの曲)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > RAIN_(GLAYの曲)の意味・解説 

RAIN (GLAYの曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/23 00:28 UTC 版)

「RAIN」
GLAYシングル
初出アルバム『SPEED POP
リリース
規格 シングル(8cm)
録音 One On One Recording
ジャンル J-POP
時間
レーベル プラチナム・レコード
プロデュース YOSHIKI
チャート最高順位
GLAY シングル 年表
RAIN
(1994年)
真夏の扉
(1994年)
ミュージックビデオ
RAIN - YouTube
テンプレートを表示

RAIN」(レイン)は、日本のロックバンドGLAYが1994年5月25日にプラチナム・レコードからリリースしたファースト・シングルである。

このシングルでGLAYはメジャーデビューを果たした。

概要

上京後の1993年にリリースしたデモテープ『SPEED POP』に、原型となる楽曲「JULIA (reason for so long)」が収められている。その後、YOSHIKIが作詞と一部の作曲を手掛ける。クレジットは、作詞:YOSHIKI、作曲:YOSHIKI・TAKUROである。

1995年3月1日発売のファーストアルバム『SPEED POP』には、冒頭の雨の音をカットしたアルバムバージョンが収録されている。このバージョンは、2009年10月21日発売のベストアルバム『THE GREAT VACATION VOL.2 〜SUPER BEST OF GLAY〜』にも収録されている。インディーズアルバム『灰とダイヤモンド』には、アレンジの異なるバージョンが収録されている。冒頭に雨の音が入っているシングルのオリジナルバージョンはアルバムには収録されていないが、『SPEED POP Anthology』にはこのシングルバージョンをベースにリミックス・リマスタリングが施された音源が収録された。

品番について、本来『RAIN』がPODH-7001となるはずが、次作『真夏の扉』がPODH-7001、『RAIN』がPODH-7002となっている。理由は、収録当時にロス大地震が起きた影響で、『真夏の扉』を先にレコーディングしたためである。

デビューシングルながらタイアップが大きく、10万枚を越えるスマッシュヒットを記録した。

収録曲

全編曲: YOSHIKI
# タイトル 作詞 作曲 時間
1. 「RAIN」 YOSHIKI YOSHIKI・TAKURO
2. 「RAIN (オリジナル・カラオケ)」    
合計時間:

楽曲解説

  1. RAIN
    YOSHIKIのアレンジが前面に出ており、ストリングスを多用し、楽曲の後半ではYOSHIKIがピアノで伴奏している。YOSHIKIによるピアノの演奏はTAKUROが提案した。「YOSHIKIにプロデュースされるバンドはみんなYOSHIKIに気合を入れられる(殴られる)」という噂があったことから、「ピアノを弾いてください」と頼めばプロデュースを断られるだろうと考えたためであるが、意外にもYOSHIKIが快諾したので実現した、とTAKUROは語っている。発売当時は「YOSHIKIの七光り」と評されることもあり、YOSHIKIのファンからは「YOSHIKIを七光り扱いするなんて!」と激怒されたという[2]
    原型となった楽曲は、TAKUROがアマチュア時代の16歳の頃に作詞作曲した「JULIA (reason for so long)」である。この楽曲がYOSHIKIの目にとまり[3]、アレンジが加わり「RAIN」となる。メロディはほとんど変わっていないが、歌詞はまったく異なっており、バックのサウンドも元々はアコースティック・ギターのみであった。
    作詞の名義がYOSHIKIであることもあり、ライブでは滅多に演奏しない。TAKURO曰く「YOSHIKIさんを超えるアレンジができなかった」という。しかし「GLAY EXPO '99 SURVIVAL」開催前のラジオで、EXPOのチケットが完売したらこの楽曲を演奏すると発言し、その公約通り、アンコールにロックバージョンで披露した。また、2015年に開催された「20th Anniversary Final GLAY in TOKYO DOME 2015 Miracle Music Hunt Forever」では、YOSHIKIをゲストに据えて披露された。
    テレビアニメヤマトタケル」の初代エンディングテーマとしてタイアップしていた。同アニメのオープニングテーマもGLAYの「真夏の扉」である。アニメ側が発売したビデオにはこれらの楽曲は未収録であるが、CSでの放送ではそのまま楽曲が使われている[4]
  2. RAIN (オリジナル・カラオケ) (7:10)

パーソネル

  • ミキシング&レコーディング・エンジニア:リッチ・ブリーン
  • アシスタント・エンジニア:マイク・ストック、タール・ミラー
  • ストリングス・アレンジ:YOSHIKI
  • シンセサイザー・プログラミング:ジェフ・グレイス
  • ゲスト・ミュージシャン:マイク・ベアード(ドラムス)

タイアップ

収録アルバム

脚注

  1. ^ a b RAIN”. オリコン. 2023年6月1日閲覧。
  2. ^ 幻冬舎刊『胸懐』TAKURO著pp.132-134より。
  3. ^ Vol.53 TAKURO TAKURO WEB INTERVIEW ABOUT 『SPEED POP Anthology』 - GLAY MOBILE、2018年2月13日。(インターネットアーカイブのキャッシュ)
  4. ^ 詳細はヤマトタケル (アニメ)#備考を参照。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「RAIN_(GLAYの曲)」の関連用語

RAIN_(GLAYの曲)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



RAIN_(GLAYの曲)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのRAIN (GLAYの曲) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS