ヴォルフ=フェラーリ:ピアノ三重奏曲 第1番 ニ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
---|---|---|
ヴォルフ=フェラーリ:ピアノ三重奏曲 第1番 ニ長調 | Piano Trio in D major Op.5 | 作曲年: before 1898年 |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例![]() |
|
---|---|---|---|
1 | 第1楽章 | No Data | No Image |
2 | 第2楽章 | No Data | No Image |
3 | 第3楽章 | No Data | No Image |
4 | 第4楽章 | No Data | No Image |
作品解説
この作品は1989年頃、ヴォルフ=フェラーリが二十歳前後のときに作ったピアノ・トリオ。イタリア生まれであったが、父はバイエルン出身の画家であった。この頃はミュヘン音楽アカデミーにてラインベルガーに師事していた。
後に彼の作品に表れる折衷的な要素はまだこの作品にはみえず、シューマン、ブラームスといった室内楽の系譜が正統的といってよく受け継がれている。伝統的なロマン派を優雅に模倣する習作的な要素もあるが、印象深い旋律をそれぞれの楽器にうたわせる彼独特の手腕は十分に発揮されている。
軽妙な部分と情感たっぷりな部分がちょうどよく同居し、どの部分でも明るさ、密やかさといったドラマをみせながら、冒頭のテーマが終盤に再び力強く表れて終結する。
- Piano Trio in D major Op.5のページへのリンク