Network Operating Systemとは? わかりやすく解説

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NOS

フルスペル:Network Operating System
読み方ノス
別名:ネットワークOS

NOSとは、コンピュータデバイスなどをLAN接続させるための機能持ったオペレーティングシステムのこと。UNIXMac OSなどではネットワーク接続を行うための機能組み込まれているが、これに対してNOSという言葉使われるのは、OSに対してネットワークまわりの機能追加することができるようなソフトウェアに対してであり、NovellNetware、ArtisoftのLANtastic、Microsoft社のWindows ServerWindows NTなどがNOSの一例にあたる。


ネットワークオペレーティングシステム

(Network Operating System から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/17 17:27 UTC 版)

ネットワークオペレーティングシステム (NOS:Network Operating System) とは、コンピューターネットワーキングを指向したサーバベースのオペレーティングシステム (OS) であり、ディレクトリサービス、ネットワーク管理、ネットワーク監視、ネットワークポリシー、ユーザーグループ管理、ネットワークセキュリティ、およびその他のネットワーク関連機能が含まれる場合がある[1]LANなどのネットワーク環境で、クライアント側のコンピュータが、ファイルサーバなどのサーバを効果的に共有する機能を実現するために開発されたOSである。

概要

NOSには、クライアントマシンに搭載するものと、サーバマシンに搭載するものがある。

NOSは、サーバとクライアントの通信を制御する。例えば、前者は共有資源を公開・管理し、後者は共有資源を利用する。また、サーバのNOSは、セキュリティ保持のため、ユーザのアクセスを制御している。ネットワークの利用者はユーザIDとパスワードの登録が必要である。

1990年代前半頃までは、企業内LANにおいては、サーバにはNetWareなどのサーバに特化したOSなどを稼働させ、クライアントにはMS-DOSWindows 3.1のようなネットワーク機能を持たないOSにネットワーク機能を後付けして使うのが一般的であったため、そのようなOSや機能を指すものとしてNOSという用語がよく使われた。

NOSと言う場合、狭義にはNetWareなどのネットワーク専用OSを指し、広義にはOS/2上で稼働したLAN Managerなども指す。

しかしその後、サーバにはWindows NT ServerUNIXのような汎用OSを使い、クライアントOSにはネットワーク機能が標準装備されるのが一般的になった。

現在ではNOSと言うと、ルーターなどのネットワーク機器内部の制御ソフトウェア(オペレーティングシステム)を指す場合が多い。

脚注

  1. ^ ウィリアム・スターリングス『Foundations of Modern Networking: SDN, NFV, QoE, IoT, and Cloud』Addison-Wesley Professional、2015年 ISBN 0134175395

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