NFS version 3
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/24 14:50 UTC 版)
「Network File System」の記事における「NFS version 3」の解説
1995年6月に RFC 1813 で定義されたNFS v3では、主に以下の機能追加が行われた。 ファイルサイズおよび読み書き時に指定するオフセットの型を32bitから64bitに拡張し、4GiB以上のファイルをサポートした。 書き込み性能を向上させるため、サーバへの非同期書き込みをサポートした。 ファイル属性を別途取得するプロシージャ呼び出しを省くために、多くのプロシージャでその返値にファイル属性を追加した。 ディレクトリを走査する時、そこに含まれるファイル名に加えファイルハンドルと属性を一度に取得できるREADDIRPLUSプロシージャを追加した。 また、NFS v2の時点ですでにTCPによる転送をサポートするベンダーが複数存在したことから、サン・マイクロシステムズはNFS v3からTCP転送を仕様に追加した。これによりWANを介したNFSがより安定して動作するようになった。
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