マニュアルフォーカス
マニュアルフォーカスとは、カメラのピント(焦点)合わせを手動で行うことである。主にデジタルカメラにおいて、オートフォーカス(AF)に対する機能として用いられる。
デジタルカメラの多くは、主にシャッターボタンを半押しする操作によって、自動的にピントが調整されるオートフォーカスの機能が備わっている。マニュアルフォーカスは、暗がりなどでオートフォーカスがうまく機能しない場合や、自動調節されたピントをさらに微調整したいといった場合に用いられることが多い。
銀塩カメラ(フィルム式)の一眼レフカメラなどで採用されているマニュアルフォーカスの方式は、多くの場合フォーカスリングを回すことによって調整が行われる。これに対して、デジタルカメラに搭載されているマニュアルフォーカス機能の多くは、被写体との距離をピントの基準としている場合が多い。なお、デジタル一眼レフカメラや一部のハイエンドなデジタルカメラでは、フォーカスリングによる微妙なピント調整を採用しているものもある。
マニュアルフォーカス
(Manual focus から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/08 03:25 UTC 版)
マニュアルフォーカス (Manual Focus, MF) とは、カメラのピント合わせを撮影者が自らの手で行う方式である。近年販売されるカメラはオートフォーカス(AF)機能を装備したものが多いが、撮影者の意図を反映させやすく、現在でも根強い支持がある。
AF一眼レフカメラにおいても、AFの動作が完全でない部分をカバーするため、また撮影者の意図を表現するため、AF機能をオフにし、MFで使用することができる。機種によっては、AF機能がオンのままMFでピントを合わせることが可能なフルタイムマニュアルフォーカスに対応したものもある。
方式としては、レフレックスファインダーにより被写体のピントを見ながら合わせる(一眼レフ・二眼レフ)方式や、連動距離計により測距器の距離情報を使って合わせる(レンジファインダー)方式、ピント調整リングについた距離を合わせる方式(目視ピント)などがある。
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