Mac OSにおける簡便化の取り組み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/26 07:58 UTC 版)
「インストール」の記事における「Mac OSにおける簡便化の取り組み」の解説
Macintoshではアプリケーションは原則としてどこにでも置け、アイコンをダブルクリックするだけで起動できるものとして設計されていた。この場合「インストール」という概念は希薄となり、必要とするソフトウェアを好きなところに置けば良いことになる。ただし、共有ライブラリやシステムに密接に関わるソフトウェアはこの限りではなく、フォントや機能拡張ファイルはシステムフォルダに組み込む必要があった。その後共有ライブラリやプラグインなど外部のソフトウェアに依存するソフトウェアの増加により、インストーラを必要とするものが増えていったが、アプリケーションは原則としてどこに置いても起動可能であるということは変わらなかった。 現在[いつ?]のmacOSでは、アプリケーションパッケージの採用により、多くのアプリケーションはハードディスクの中にアプリケーションファイルを移動するだけで簡単にインストールでき、アプリケーションファイルをゴミ箱に捨てるだけでアンインストールできる。デバイスドライバやシステム環境設定ファイルのインストールについては、インストーラを必要とする。フォントはファイルをダブルクリックすることでインストールできる。オペレーティングシステムやアップルのソフトウェアのインストールについては、ソフトウェア・アップデートで提供されている。
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