MPL 1.0
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/18 09:08 UTC 版)
「Mozilla Public License」の記事における「MPL 1.0」の解説
ネットスケープコミュニケーションズでは、自社製品であるNetscapeシリーズのソースコードを保護するためにNetscape Public License (NPL) と呼ばれるライセンスを利用していた。NPLには、他者から提供されたコードであってもネットスケープの一存でプロプライエタリに変更できるという条項が含まれており、これはオープンソースコミュニティからの批判を受けることとなった。ネットスケープの弁護士であったミッチェル・ベーカー(英語版)は、NPLに代わるコピーレフトの理念に基づいた新たなライセンスを用意した。これがMPL 1.0であり、1998年に発表された。NPLでライセンスされていたNetscapeのソースコードはすべてMPLで再ライセンスされた。これにより、Netscapeシリーズをオープンソースで開発することで、競合相手であるマイクロソフトのInternet Explorerとの競争を有利に進めることをネットスケープは狙っていた。
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