M2 (ミサイル)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/03 00:52 UTC 版)
M2はフランス海軍が運用していた潜水艦発射弾道ミサイル(英 SLBM/仏 MSBS)。ル・ルドゥタブル級原子力潜水艦向けであり、艦には16基搭載できた。
フランスは、独自の核戦力として、潜水艦発射弾道ミサイルの開発を行っており、1971年にフランス初のSLBMとして、M1ミサイルの配備が開始された。このM1ミサイルを原型に、改良型としてM2ミサイルが開発されている[1]。M1は2段式固体燃料ロケットであり、M2では2段目がRita IIロケットエンジンに更新・改良され、射程が伸びている[1]。1973年に試射が開始され[2]、1974年より配備が開始された[1]。
弾頭は単弾頭であり、M1と同じく、MR41核分裂弾頭(ブースト付 核出力500kt)[3]。後継となるM20ミサイルも、M2の改良型であるが、弾頭が熱核弾頭となっている。M20への更新は1977年より開始されている。
要目
参考文献
- La saga des missiles européens (1945-2005), Guillaume Belan, Patrick Mercillon, Paris, éditions TTU-Certes, 2005
- aerospatiale 06, mensuel de l'établissement de Cannes, paru de 1982 à 1998.
- Œuvre historique collective, dont Roger Béteille, Jean-Jacques Dechezelles, Philippe Jung, Guy Lebègue, etc., 80 ans de passion, le site de Cannes de 1919 à 1999, Éditions Version Latine, 1999
脚注
- ^ a b c d e f 現代の兵器総集 月刊 丸 別冊,P278,潮書房,1978年
- ^ MSBS M2 Chronology
- ^ NUCLEAR WEAPONS DATABOOK PROJECT WORKING PAPER,1989年
外部リンク
「M2 (ミサイル)」の例文・使い方・用例・文例
- 直径2.5ミクロン以下の微小粒子状物質,PM2.5の値が通常そこではとても高い。
- 旧正月の前夜には,PM2.5の値がペキンのいくつかの場所で1立方メートル当たり1000マイクログラムを超えた。
- 日本航空は羽田空港にM1ハンガーとM2ハンガーという2つの整備格納庫を持っています。
- M2ハンガーは日常的な整備のために使われます。
- M2ハンガーは非常に大きいので,同時に5機収容できます。
- 私がM2ハンガーを訪れたとき,整備士がジェットエンジンを点検していました。
- 地下(ミサイル)発射台.
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