LR-105とは? わかりやすく解説

LR-105

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/01/01 06:32 UTC 版)


アトラスBロケット
LR-105
用途: 1段
推進剤: ケロシン/液体酸素
開発年: 1957年
大きさ
全高 2.70 m
直径 3.05 m
乾燥重量 ~ 400 kg
推力重量比 85,65:1
性能
海面高度での比推力 ~2160 N.s/kg (220秒)
真空中での比推力 ~3100 N.s/kg (316秒)
海面高度での推力
真空中での推力 386 kN
燃焼室圧力 4,8MPa
設計者
製造会社: ロケットダイン
推進技術者:  ???
設計チーム: ロケットダイン

LR-105は1950年代にロケットダインによって開発、生産されたICBMSM-65アトラスロケットの液体燃料ロケットエンジンである。推進剤に極低温で貯蔵する必要のある液体酸素を使用していた為、発射まで時間がかかるため、ミサイル用のエンジンは後年、常温で貯蔵できる推進剤を使用するLR-89に置き換えられた。推進剤の種類は異なるがLR-89と同じガス発生器サイクルを使用し、燃料を循環させることで冷却する再生冷却システムを採用していたので構造は良く似ていた。最終的に2004年まで人工衛星の打ち上げに使用されたアトラスIIまで使用され、LR-105は計570基が生産された。

派生機種

  • LR105-3 - 推力 375 kN
  • LR105-5 - 最も多く使用され計289基が打ち上げに使用された。推力は386 kNでアトラス E/Fに使用された。
  • XLR105-5 -計172基が生産され、推力363 kNでアトラス Dミサイルに使用された。
  • LR105-7 - XLR105-5の増強型。衛星の打ち上げのみに使用され、50基が生産され、推力は386 kN.
  • S-4 - レッドストーンの為の概念のみの増強型の機種。
  • RS-56 OSA - アトラスIIに使用されたもっとも先進的な機種で63基生産された。

関連項目

外部リンク


LR-105

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/18 00:49 UTC 版)

ガス発生器サイクル」の記事における「LR-105」の解説

アトラスロケット第一段エンジン推進剤ケロシン/液体酸素

※この「LR-105」の解説は、「ガス発生器サイクル」の解説の一部です。
「LR-105」を含む「ガス発生器サイクル」の記事については、「ガス発生器サイクル」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「LR-105」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「LR-105」の関連用語

LR-105のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



LR-105のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのLR-105 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのガス発生器サイクル (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS