LINXとその終焉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/16 17:21 UTC 版)
X2000の外装を変更し内装を改良した国際列車、リンクス(LINX)が2002年5月にコペンハーゲンとヨーテボリの間で最初の運行を開始した。その後、ストックホルムとオスロの間でも従来のX2000を置き換える形でLINXが運行を開始し、コペンハーゲンとヨーテボリを結ぶLINXは、ヨーテボリからさらにオスロまで運行区間が延長された。LINXはスウェーデン国鉄会社とノルウェー国鉄(NSB)の合弁事業による列車運行会社、リンクス社(Linx AB)が運行していた。 これによって一時は、北欧3ヶ国の首都相互間がX2000、またはX2000を基本とする車両による高速列車で結ばれていた。 しかし、運賃が比較的高額である上に、所要時間が従来の同区間の優等列車より短縮されたとはいえ、ストックホルムとオスロの間の所要時間が4時間50分程度で4時間を切るには至らなかったなど、所要時間で飛行機に対抗できるレベルではなく、格安航空会社との競合もあり、2004年に同社の列車営業は終了した。
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