L4Ka::Pistachio
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 10:04 UTC 版)
「L4マイクロカーネルファミリー」の記事における「L4Ka::Pistachio」の解説
L4Ka::PistachioとFiascoの後期バージョン(1.1以降)がリリースされるまでは全てのL4マイクロカーネルは本質的に根本的なところでCPUアーキテクチャに密接に結びつけられていた。L4開発の次の大きな変革は、高い移植性を得ながら高性能を維持するプラットフォームに依存しないAPIの開発であった。カーネルの基本的な考え方は同じであるが新しいAPIは、マルチプロセッサへのより良い対応、スレッドとアドレス空間の間の制約の緩和、ユーザーレベルスレッドコントロールブロック(UTCB)と仮想レジスタの導入など、それ以前のL4のバージョンからは多数の大きな違いがある。2001年の初めに新しいL4 API(バージョンX.2 、バージョン4と呼ばれることもある)をリリースした後、カールスルーエ大学のシステムアーキテクチャグループは新しいカーネルL4Ka::Pistachioの実装を行った。これは性能と移植性の両方を重視して完全にゼロから書き直された。二条項BSDライセンスでリリースされている。
※この「L4Ka::Pistachio」の解説は、「L4マイクロカーネルファミリー」の解説の一部です。
「L4Ka::Pistachio」を含む「L4マイクロカーネルファミリー」の記事については、「L4マイクロカーネルファミリー」の概要を参照ください。
- L4Ka::Pistachioのページへのリンク