西日本旅客鉄道社員研修センターとは? わかりやすく解説

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西日本旅客鉄道社員研修センター

(JR西日本社員研修センター から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/23 07:58 UTC 版)

西日本旅客鉄道社員研修センター

社員研修センター(しゃいんけんしゅうせんたー) は、大阪府吹田市片山町にある西日本旅客鉄道(JR西日本)の研修機関である。

概要

敷地面積は68,000 m2で、新入社員研修や各種の集合研修などが実施されている。社員研修センターは国土交通大臣から指定を受けた動力車操縦者養成所として、電気車内燃車新幹線電気車・蒸気機関車運転士車掌の養成研修が行われており、京都丹後鉄道智頭急行あいの風とやま鉄道など第三セクター鉄道の運転士養成研修も受託している。

日本国有鉄道時代は関西鉄道学園として、当時の大阪鉄道管理局の研修機関の中心的役割を果たしていた。

施設

研修センターには教室棟が2棟、実習棟が3棟、2つの実習線のほか、研修寮や食堂を有している。また敷地内には、鉄道安全考動館が併設されている[1]

2025年12月ごろに福知山線脱線事故の車両保存施設が完成予定。原則として社外には非公開の予定。[2][3]

沿革

  • 1960年昭和35年)10月1日:吹田鉄道教習所から大阪鉄道教習所に改称[4]
  • 1965年(昭和40年)9月1日:関西鉄道学園に改称[5]
  • 1966年(昭和41年)10月1日:工場の技能者養成所が関西鉄道学園に統合される[6]
  • 1987年(昭和62年)4月1日:JR西日本に継承される。
  • 2007年(平成19年)4月3日:鉄道安全考動館が開設[7]
  • 2021年(令和3年)1月:リニューアル工事竣工[8]

脚注

  1. ^ 研修施設の公開検討 犠牲者遺族らの要望で JR西社長 - 神戸新聞 2008年4月23日
  2. ^ 尼崎脱線車両保存施設、非公開に 遺族にJR西伝達、25年完成へ」『神戸新聞NEXT』(共同通信社)2024年7月23日。2024年7月23日閲覧。オリジナルの2024年7月23日時点におけるアーカイブ。
  3. ^ 大田将之、大島光貴、鈴木雅之「尼崎JR脱線の車両保存施設、25年12月ごろ完成 実寸大で現場を再現 設計変更で1年遅れ」『神戸新聞NEXT』2023年11月11日。2024年7月23日閲覧。オリジナルの2023年11月11日時点におけるアーカイブ。
  4. ^ 『近畿地方の日本国有鉄道-大阪・天王寺・福知山鉄道局史』大阪・天王寺・福知山鉄道局史編集委員会 2004年 p.365
  5. ^ 『近畿地方の日本国有鉄道-大阪・天王寺・福知山鉄道局史』大阪・天王寺・福知山鉄道局史編集委員会 2004年 p.368
  6. ^ 『近畿地方の日本国有鉄道-大阪・天王寺・福知山鉄道局史』大阪・天王寺・福知山鉄道局史編集委員会 2004年 p.369
  7. ^ 沿革:JR西日本 - 西日本旅客鉄道
  8. ^ JR西日本 社員研修センター | 教育施設 | 建築部門 | 実績紹介 - 大鉄工業

参考文献

  • 『データで見るJR西日本 2001』西日本旅客鉄道

関連項目




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