IRT-2000研究炉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 05:50 UTC 版)
「寧辺核施設」の記事における「IRT-2000研究炉」の解説
IRT-2000研究炉はソビエト連邦(ソ連)が設計した研究用の原子炉で、ソ連との協定に基づいて提供されたものが1962年に建設開始され、1965年8月15日に初めて臨界に到達した。当初の熱出力は2,000キロワットであった。燃料は10パーセントの濃縮ウラン核燃料で、1973年までソビエト連邦から提供されていた。その後、北朝鮮の科学者により独自に能力が増強され、最終的に80パーセント濃縮ウラン燃料による8,000キロワット原子炉となった。主に甲状腺癌の放射線療法用の放射性同位体であるヨウ素131の生産に使われていた。しかし近年の活動はほとんど行われていない。
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