I 死者の街の少年
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 17:19 UTC 版)
「最果てのパラディン」の記事における「I 死者の街の少年」の解説
この世界の成人の日にあたる数え15歳になる冬至の日の前日、ウィルは自身と育ての親の来歴を教えられる。約200年前に《上王(ハイ・キング)》と呼ばれる悪魔の王が世界に大乱を引き起こし、世界の南半分にあたる《南辺境大陸(サウスマーク)》は壊滅した。育ての親3人は多数の仲間と共に《上王》を討伐しようとしたが、仲間たちは死に、《上王》は殺しきれずにガスとマリーの2人で地下深くへと封印した。もし3人が寿命を迎えれば配下の悪魔たちによって封印が解かれる不安が残る中、不死神スタグネイトの分体たる《木霊(エコー)》が降臨し、いずれ自らの下僕にすることと引き換えに、彼らを不死者とする契約を行う。ウィルが育った街は《上王》が封印された場所であり、ウィルは悪魔が封印を解くためにどこからか連れてきた赤子だった。 3人の語りが終わると、不死神スタグネイトの《木霊》が再度降臨し、ウィルの養育を通して《上王》への執着が薄れたマリーとブラッドを契約に従い自らの下僕にしようとする。3人は抵抗し、不死神に挑むも、分体とはいえ強力な神の力によって重傷を負う。不死神の計らいで見逃されるウィルであったが、かつてブラッドが《上王》から奪った魔剣《喰らい尽くすもの(オーバーイーター)》を手にして対峙し、神に挑む。そして死闘の果てに生々流転を司る灯火の神グレイスフィールに誓いを立てて加護を得たウィルは、不死神の分体を討伐する。 ブラッドとマリーは輪廻へと還り、ガスは《上王》の封印守護を守るべく灯火の神と交渉し、約10年現世に残れることとなった。ウィルは、親たちの意志を継ぎ、残された10年の間に《上王》の問題を解決するべく、生まれ育った街を後にする。
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