I期(ハラッパー文化期以前)の様相
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/02 03:04 UTC 版)
「カーリバンガン」の記事における「I期(ハラッパー文化期以前)の様相」の解説
「城塞」部下層のI期(前3000年期前半)には、コト・ディジと同様、厚い周壁をめぐらした日干煉瓦の集落が発見されており、一連のカマドを設けた家屋などが発見されている。土器は、ピンクあるいは赤色の地に黒もしくは黒白二色による単純幾何学文などを施すのが特徴で、胎土や成形技法によって6群に大別され、コト・ディジと共通する土器群も含まれる。犂(すき)で耕したと思われる畑の跡も発見されており、世界最古とされる。当初、I期のC14法による年代は、2370B.C.~2100B.C.であったが、最近の他の遺跡との比較などの研究成果などから数百年さかのらせるべきであると考えられている。
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