HTV
H-IIAロケットを使用した、宇宙ステーションへの補給機
宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、国際宇宙ステーションへ物資の輸送を目的とした、宇宙ステーション補給機「HTV」(H-II ransfer Vehicle)の開発を進めています。このような宇宙軌道間輸送機の開発は、日本では初めてです。HTVの打ち上げには、21世紀の主力ロケットであるH-IIAロケットが使用される予定となっています。
高い信頼性と安全性が要求される
宇宙ステーション補給機HTVは、H-IIAロケットによって打ち上げられた後、自動で国際宇宙ステーションの後方から接近し、定められた位置で停止します。これには、「おりひめ・ひこぼし」(ETS-VII)で開発されたランデブー航法が活用されます。そして、国際宇宙ステーション側に取り付けられたマニピュレータによって所定の場所に係留されます。これには、宇宙ステーションとの衝突や、さらには滞在中の宇宙飛行士への危険が懸念されるため、高い信頼性と安全性が要求されます。
HTV概観図
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