カルクブレンナー
ドイツに生まれた。フランスでピアニスト、ピアノ教育者、作曲者として活動した。両親がカッセルからベルリンへ移動する途中で生まれたとされている。パリ音楽院で学んだ後、ウィーンでハイドンの指導も受けた。ウィーンではクレメンティとも出会い、ピアニストとしても作曲家としても認められた。その後、ロンドンで演奏活動も行っている。パリに戻ると、ピアノの製造会社プレイエルの役員となり、ピアニスト、ピアノ指導者としての名を馳せた。その功績は、ピアノ奏法、なかでもオクターヴや左手、ペダルの用法を改良したことにある。作曲家としてのカルクブレンナーは、ピアノ協奏曲、ピアノ・ソナタ、ピアノのための練習曲と、ここでもピアノへの献身ぶりを発揮している。
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