Feed in Premium制度の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 15:28 UTC 版)
「固定価格買い取り制度」の記事における「Feed in Premium制度の種類」の解説
1,プレミアム固定型FIP 電力卸市場(日本の場合、日本卸電力取引所(JEPX)にて取引)で決定した価格に固定されたプレミアム価格を付与する方式。 ・メリット 電力需要の大きい時間帯における再生可能エネルギー供給インセンティブが高まる。 ・デメリット 電力卸価格の変動によって、再生可能エネルギー事業者の利益が左右される。 ・採用実績のある国 スペイン、チェコ、スロベニア 2,プレミアム固定型FIP(上限・下限付き) プレミアム固定型と同様に、電力卸市場で決定した価格に固定されたプレミアム価格が付与される。加えて、電力卸市場価格とプレミアム価格の和に上限と下限を設定した方式。 ・メリット 上限・下限を設ける事で再生可能エネルギー事業者の利益をある程度保証される。 ・デメリット 適切な上限・下限価格の設定が難しい。 ・採用実績のある国 スペイン・デンマーク 3,プレミアム変動型FIP 売電価格の最低価格が決定されており、電力卸市場価格の上下によってプレミアム価格が決定し付与される方式。 ・メリット 電力卸市場価格に左右されず一定の利益を確保する事が可能になる。 ・デメリット 電力卸市場価格が低下した場合、賦課金が増大する。 ・採用実績のある国 イタリア、ドイツ、オランダ、スイス
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