Ellora

デジタル大辞泉

エローラ【Ellora】

読み方：えろーら

インド西部、マハラシュトラ州の村。アウランガーバードの北西約20キロメートル、アジャンタの南西に位置する。7世紀から10世紀ごろの仏教・ヒンズー教・ジャイナ教の石窟(せっくつ)寺院が現存。また、巨大な岩塊を削り出して造ったカイラーサナータ寺院がある。窟の壁面には美しい浮き彫りが施され、仏像や神像などが残っている。1983年「エローラ石窟群」の名称で世界遺産（文化遺産）に登録された。

エローラの石窟寺院

エローラにある牛の姿の神ナンディンの像

世界宗教用語大事典

エローラ 【Ellora】

インド西部、マハーラーシュトラ州にある大石窟寺院。七～一〇世紀に造られ、約二キロメートルにわたり三四の石窟がある。うち一二が仏教窟、一七がヒンドゥー教窟、五がジャイナ教窟である。→ 石窟寺院