EMD SD40形ディーゼル機関車とは? わかりやすく解説

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EMD SD40形ディーゼル機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/16 02:59 UTC 版)

EMD SD40
メキシコTFMのSD40 (運転台側)
基本情報
製造所 GM-EMD
製造年 1966年 - 1972年
製造数 1,275両
主要諸元
軸配置 C-C
軌間 1,435 mm
長さ 20.02 m
3.05 m
高さ 4.71 m
燃料搭載量 12,000 L
動力伝達方式 電気式
機関 EMD 645E3型(V型16気筒)
最高速度 134 km/h
出力 3,000馬力 (2,240 kW)
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EMD SD40は、1966年1月から1972年7月の間にアメリカGM-EMDが製造した6動軸の電気式ディーゼル機関車である。車体形状はフード・ユニットであり、軸配置は3軸台車のC-C形である。搭載するディーゼルエンジンの出力は3,000馬力(2,240kW)である。総計1,275両が製造され、うち883両がアメリカ合衆国、330両がカナダ、62両がメキシコの各鉄道会社に納入された。

解説

TFMのSD40 (ロング・フード側)

本形式はSD38(16気筒エンジン・2,000馬力)、SD39(12気筒・2,300馬力)、SDP40(16気筒・3,000馬力・蒸気発生装置搭載)、SD45(20気筒・3,600馬力)と共通のフレームに、V型16気筒645E3型エンジンを搭載している。

SD38との違いは、ターボチャージャーの排気煙突があること、ロング・フード車端部屋根にあるラジエターのファンが3つあることである(SD38は2つ)。SD40との相違点は、車体が短いために前後のデッキ部分(ポーチと呼ぶ)が広くなっていることである。

試作車は、1964年7月にSD35のフレームを使用して作られたEMD434号である。量産車よりも前後に若干短い。ガルフ・モバイル・アンド・オハイオ鉄道950号などを経て、現在もイリノイ・セントラル鉄道およびカナディアン・ナショナル鉄道の6071号として使用されている。

後継車種はDash 2の仕様を取り入れたSD40-2である。

参考文献

関連項目




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