EMD SD40X形ディーゼル機関車とは? わかりやすく解説

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EMD SD40X形ディーゼル機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/03/17 12:02 UTC 版)

EMD SD40X形ディーゼル機関車は、1964年1965年アメリカGM-EMDが製造した6動軸の電気式ディーゼル機関車の試作車両、および1979年に製造した同様の試作車両である。車体形状はフード・ユニットであり、軸配置は3軸台車のC-C形である。

SD40形のプロトタイプとして

1964年と翌年に製造された車両は、新型の[[[EMD645系エンジン|645]]型エンジンをテストするために製造された。これらの車両は、SD35形のフレームを使用して製造されたため、SD40形よりも全長が短く、その分、前後デッキが狭くなっている。これらの車両はSD35Xとも呼ばれる。

テスト後、8両はユニオン・パシフィック鉄道(UP)に、1両はガルフ・モバイル・アンド・オハイオ鉄道(GM&O)に譲渡された。

テスト車両

  • 434号 - GM&O950号などを経て、イリノイ・セントラル鉄道およびカナディアン・ナショナル鉄道の6071号として使用された。
  • 434A〜434F - UP3040〜3045号として使用された。フレア型ラジエターを備えるため、ロングフード後端に張り出しがある。ホーンはラジエターファンの上に配置され、降雪時でも使用可能なようにされている。
  • 434G〜434H - UP3046〜3047号として使用された。台車のブレーキシリンダーが、通常は台車上側の梁にあるところ、この2両は左右の車輪間に配置している。この方式は、のちにSD40形が量産された際、オプションとして設定された。

SD50形のプロトタイプとして

SD40Xの呼称は、1979年にGM-EMDがSD40-2形のフレームを使用して製造したSD50形の試作車両でも使用された。4両が製造され、カンザス・シティ・サザン鉄道(KCS)の700〜703号として使用された。

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