ダイハツ・ミライースとは? わかりやすく解説

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ダイハツ・ミライース

(Daihatsu Mira e:S から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/24 21:29 UTC 版)

ミライースMira e:S)は、ダイハツ工業が製造・販売する軽自動車である。ミラをベースにした5ドアハッチバック乗用車軽セダン)であり、ミラシリーズ(2018年3月から6月までの3か月間を除く)としてダイハツの軽乗用車ラインナップのボトムレンジ(エントリークラス)を担う。ミライースの発売と入れ替わる形で販売終了となったエッセ同様、商用モデル(軽ボンネットバン)は設定されていない。


補足

  1. ^ 「e:Sテクノロジー」の一部(パワートレーン、改良型「eco IDLE」等)はダイハツが発売する他の車種にも転用され、2011年11月7日にはムーヴのNA車に、同年11月29日にはタント及びエグゼのNA車に、2012年4月9日にはココアとコンテに、同年5月21日にはムーヴ・タント・エグゼのターボ車にそれぞれ採用された。
  2. ^ 北海道地区のみ81.075万円(寒冷地仕様のため)
  3. ^ 先代モデルのエッセにおいて、Dグレードよりも低価格のグレードがあった(ECO・FF/5MT 68.2万円)。
  4. ^ ミライースの影響で、2013年2月の一部改良で乗用モデルはMTのみとなったため、MT需要は2018年3月30日の終売まで無印ミラで吸収するかたちとなっていた。
  5. ^ のちに深田恭子に変更。
  6. ^ DとLはオレンジに近いアンバーという色で表示されるようになり、左側にあるエコドライブアシストディスプレイが省略されている。
  7. ^ アーバンナイトブルークリスタルメタリック(オプションカラー)とライトローズマイカメタリックを特別設定し、シェルローズを設定色から外しているため9色となる。
  8. ^ 警告文はスバルのEyeSightと同じ「スマートアシストに頼った運転は、絶対に行わないでください。」。
  9. ^ 消費税増税に伴い、2014年4月以降は76万6286円(北海道地区は78万2486円)となっている。
  10. ^ 2006年のミラカスタムで初採用されたタイプ。2011年のムーヴコンテのマイナーチェンジ時以来の復活。
  11. ^ 2WDのGと異なり、アルミホイールが装着されていない。
  12. ^ 2018年11月まで起用。2018年12月よりCMキャラクターが宇梶剛士に変更され(それ以前は6代目スズキ・エブリイのCMに出演)、更に2020年9月よりCMキャラクターが江口のりこに変更された(なお、江口のりこは2021年6月まで起用)。
  13. ^ タンク容量が従来の30Lから28Lに減量されている。
  14. ^ 軽自動車ではスズキ車に多く採用されている。ただ、例外として6代目ワゴンRでは初代と同じくドアノブの下に装着されている。
  15. ^ トールにも設定されている。
  16. ^ 「パールホワイトIII」、「ブライトシルバーメタリック」、「ブラックマイカ」、「プラムブラウンクリスタルマイカ」の4色。
  17. ^ 競合車種である8代目以降のアルトも同様。エッセの実質的な後継車種のためミライースの場合は先祖返りと言える。
  18. ^ ただし、「L"SA"」、「X"SA"」、「G"SA"」は「スマアシIII」になったことで、「L"SA III"」、「X"SA III"」、「G"SA III"」にそれぞれ改名。
  19. ^ 代わりに、車名ロゴのデカールが装着される。
  20. ^ 固定式(いわゆるはめ殺し式)のため、開閉不可。
  21. ^ そのほかのグレードでもディーラーオプションで装備可能。
  22. ^ 初代モデルの4WD仕様にあった「Lf」は材着黒色だった。
  23. ^ それに伴い、ミライースからはドアミラーウィンカーが廃止された。
  24. ^ ダイハツはかつて販売していた10代目ハイゼットカーゴのハイブリッドモデルの商業的失敗(価格が標準車の2倍な割に燃費も良くないため)を受け、「HVは軽には不適」としていた[29]。また、ミライースの広報においてもHV/EV万人の手に届くモノではない」「エコカーはみんなが買えなければ意味がない」などと言った旨の文が掲載されており、HVに対する比較広告的、あるいはアンチテーゼ的な側面が見て取れていた。しかし、2021年にこれまでの方針を転換する形でハイブリッド車の自社開発を再開し、同年11月にコンパクトSUVのロッキーに追加設定する形でハイブリッド車が発売された。一方、スズキはダイハツ同様にハイブリッドモデルの商業的失敗はあったものの、2014年8月に「S-エネチャージ」の名称で独自のマイルドハイブリッドシステムが確立され、2017年2月からは正式にマイルドハイブリッドシステムを名乗るようになった。軽自動車だけでなく小型乗用車(日産自動車からOEM供給を受けていたミニバンランディを含む)にも幅広く設定され、2021年12月にはミライースのライバルであるアルトも9代目へのフルモデルチェンジを機にマイルドハイブリッド車が追加設定されたことで、ダイハツはマイルドハイブリッドがメインであるものの車種を増やし続けるスズキに対してハイブリッドカーのラインナップで出遅れる結果となっている

出典

  1. ^ ダイハツ不正、11年の短期開発の成功体験が背景…「線表」と呼ばれる日程を絶対視”. 読売新聞online (2023年12月20日). 2023年12月21日閲覧。
  2. ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第99号19ページより。
  3. ^ ダイハツ、30km/Lのガソリン車技術「e:Sテクノロジー」発表 - Car Watch 2011年7月19日
  4. ^ a b c d e f ニュースリリース【ダイハツ 広報発表】「ミラe:S」を新発売”. ダイハツ工業 (2011年9月20日). 2011年11月10日閲覧。
  5. ^ ダイハツ ミラシリーズ 軽四輪車新車販売台数No.1を獲得 (PDF) - ダイハツ工業株式会社 ニュースリリース 2013年1月10日(2013年2月8日閲覧)
  6. ^ グッドデザインファインダー「2011年度 グッドデザイン賞 受賞」
  7. ^ 軽乗用車「ミラ イース」を一部改良し、更に安全性を向上 (PDF) - ダイハツ工業 2012年5月10日
  8. ^ 軽乗用車「ミラ イース」特別仕様車の「memorial edition」を発売 (PDF) - ダイハツ工業 2012年10月1日
  9. ^ 新型軽乗用車 スバル プレオ プラスを発表 - 富士重工業株式会社 2012年12月10日
  10. ^ ダイハツ軽乗用車5車種に特別仕様車「スマートセレクション」を設定 (PDF) - ダイハツ工業株式会社 ニュースリリース 2014年5月8日
  11. ^ ダイハツ軽乗用車「ミラ イース」一部改良ガソリン車トップ35.2km/Lの低燃費を実現 (PDF) - ダイハツ工業株式会社 ニュースリリース 2014年7月9日
  12. ^ ダイハツ軽乗用車「ミラ イース」「ミラ ココア」「ムーヴ コンテ」一部改良と同時に内外装の魅力を向上した特別仕様車を設定 (PDF) - ダイハツ工業株式会社 ニュースリリース 2015年4月8日
  13. ^ ダイハツ軽乗用車「ムーヴ カスタム」、「ミラ イース」、軽商用車「ハイゼット トラック」のアニバーサリー特別仕様車を設定 (PDF) - ダイハツ工業株式会社 ニュースリリース 2015年10月26日
  14. ^ 後付け安全装置「つくつく防止」の搭載対象車種を7車種8モデルに拡大』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2019年7月29日https://www.daihatsu.com/jp/news/2019/20190729-3.pdf2019年8月1日閲覧 
  15. ^ 軽乗用車「ミラ イース」をフルモデルチェンジ』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2017年5月9日https://www.daihatsu.com/jp/news/2017/20170509-1.pdf2017年5月9日閲覧 
  16. ^ 新型「ミラ イース」月販目標台数の2倍を上回る約20,000台を受注』(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2017年6月9日https://www.daihatsu.com/jp/news/2017/20170609-1.html2017年6月9日閲覧 
  17. ^ ダイハツ 軽乗用車6車種に「リミテッド」シリーズを設定』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2018年8月20日https://www.daihatsu.com/jp/news/2018/20180820-1.pdf2018年8月20日閲覧 
  18. ^ 軽乗用車「タント」、「ミラ イース」を一部改良』(PDF)(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2020年12月1日https://www.daihatsu.com/jp/news/2020/20201201-1.pdf2020年12月1日閲覧 
  19. ^ 軽乗用車「ミラ イース」に10周年記念特別仕様車を設定』(プレスリリース)ダイハツ工業株式会社、2021年10月25日https://www.daihatsu.com/jp/news/2021/20211025-1.html2021年10月25日閲覧 
  20. ^ トヨタ ピクシスエポック&ジョイが夏頃に一部改良予定! ダイハツ側も同時期に実施か”. MOBY (2022年4月11日). 2022年8月14日閲覧。
  21. ^ ダイハツ 国内外すべて販売停止 新たに25車種の試験 174の不正発覚(AUTOCAR JAPAN、2023年12月20日更新、閲覧)
  22. ^ 認証不正問題への対応について』(プレスリリース)ダイハツ、2024年2月9日https://www.daihatsu.com/jp/news/2024/20240209-3.html2024年2月18日閲覧 
  23. ^ ダイハツ、再発防止に関する報告書を国土交通省に提出 外部専門家を含む再発防止策の実行・継続を監査する部署を設置”. Car Watch. インプレス (2024年2月9日). 2024年2月18日閲覧。
  24. ^ 一部車種の生産・出荷再開について』(プレスリリース)ダイハツ、2024年2月9日https://www.daihatsu.com/jp/news/2024/20240209-3.html2024年2月18日閲覧 
  25. ^ 東京モーターショー出展車「e:S(イース)」を発表 ダイハツ (1/3) - 自動車新聞社ニュース 2009年10月7日
  26. ^ ダイハツ・イース 東京モーターショー - カービュー 2009年
  27. ^ ダイハツ「e:S(イース)」 【東京モーターショー2009】 - GAZOO 2009年10月31日
  28. ^ 東京モーターショー出展車「e:S(イース)」を発表 ダイハツ (2/3) - 自動車新聞社ニュース 2009年10月7日
  29. ^ ダイハツ、軽唯一のハイブリッド生産打ち切り 販売低迷 朝日新聞2010年6月25日
  30. ^ 【東京モーターショー09】箕浦ダイハツ社長、イースの発売は2-3年内 - レスポンス 2009年10月22日(木) 12時26分
  31. ^ 「第3のエコカー」開発競争が激化 ダイハツの新型軽「リッター30キロ」 - J-CASTニュース 2011年7月22日


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