システイニルドーパ

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システイニルドーパ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/07/15 22:28 UTC 版)

システイニルドーパ[1]
IUPAC名 2-amino-3-[3-[(2-amino- 3-hydroxy-3-oxopropyl)thio]- 4,5-dihydroxyphenyl]propanoic acid
識別情報
CAS登録番号	19641-92-0
PubChem	29719
ChemSpider	27618
KEGG	C17935
MeSH	Cysteinyldopa
ChEBI	CHEBI:81392
ChEMBL	CHEMBL158934
SMILES O=C(O)C(N)Cc1cc(SCC(C(=O)O)N)c(O)c(O)c1
InChI InChI=1S/C12H16N2O6S/c13-6(11(17)18)1-5-2-8(15)10(16)9(3-5)21-4-7(14)12(19)20/h2-3,6-7,15-16H,1,4,13-14H2,(H,17,18)(H,19,20)  Key: SXISMOAILJWTID-UHFFFAOYSA-N  InChI=1/C12H16N2O6S/c13-6(11(17)18)1-5-2-8(15)10(16)9(3-5)21-4-7(14)12(19)20/h2-3,6-7,15-16H,1,4,13-14H2,(H,17,18)(H,19,20) Key: SXISMOAILJWTID-UHFFFAOYAI
特性
化学式	C12H16N2O6S
モル質量	316.33024
関連する物質
関連物質	L-ドーパ システイン
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

システイニルドーパ(英: cysteinyldopa)は、カテコールアミンの一つ。血漿と尿中の過剰のシステイニルドーパは悪性黒色腫と関連しており^[1]、悪性黒色腫の患者の血漿や尿中には、システイニルドーパが多量に存在している。そのため、この物質は、悪性黒色腫の診断や手術後の転移の検出に用いられる。メラニン生成細胞中に見られる5-S-グルタチオンドーパの酵素による急速加水分解によって形成されると考えられている。

出典

1. ^ ^{a b} Cysteinyldopa - Compound Summary, PubChem.