コスワースDFV
1967年、コスワースエンジニアリングが、フォードの依頼を受けてF1グランプリ向けに開発したエンジン。排気量3000cc、90度V型8気筒DOHC。軽量コンパクトで高性能を発揮した。最初のエンジンは408brnp/9000rprnと公表されていた。67年にはロータスにワークス供給されたが、68年以降は一般ユーザーに広く販売されたため、車体のみを開発してDFVと組み合わせて戦うプライベートチームの誕生を促し、今日に至るF1グランプリ隆盛の基盤をつくった。このV8エンジンは結局80年代前半まで使われつづけ、154勝をあげるという大成功を収めた。またDFVをベースにインディカー用に開発したDFXも同様に成功を収めた。さまざまな派生型に進化してF1、CART以外にもスポーツカーレースや、F3000など多くのカテゴリーで長年にわたって活躍した。
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