CDSL
読み方:シーディーエスエル
CDSLとは、電話線を利用して高速デジタル通信を実現するxDSLの技術の一種で、スプリッタが不要であることを特徴とする方式のことである。米国のRockwell社が開発した。
スプリッタはデータ通信と音声通信の信号を分ける役割を持つ装置であり、ADSLなどでは必須であるが、CDSLではスプリッタを設置する必要がない。ADSLより安価でもあるため、比較的容易に導入できるという利点がある。伝送速度は下り方向kで最大1Mbps程度となっている。
CDSLの仕様はおおむねADSLと似ているとされ、日本国内では当初からADSLの導入が進んだために、国内でCDSLが用いられることはほとんどなかったとされる。なお、後に登場したADSLの規格「G.lite」は、CDSLの仕様に類似しているという。
- Consumer Digital Subscriber Lineのページへのリンク