ツユクサ
つゆくさ (露草)
●わが国の各地をはじめ、朝鮮半島や中国南部それにインドに分布しています。道ばたや草地にごくふつうに生えます。茎は地面を這ってよく分枝し、節から根を出してふえます。6月から9月ごろ、鮮やかな青い花を咲かせますが、一日花です。花弁の2個は青色で大きく、1個は白くて小さいものです。名前は、朝露に濡れて美しい青い花を咲かせることから。その青い汁は、友禅の下絵を描くのに使われます。
●ツユクサ科ツユクサ属の多年草で、学名は Commelina communis。英名は Day flower。
ツユクサ: | コムメリナ・エレクタ コムメリナ・キアネア 丸葉露草 露草 |
ディコリサンドラ: | ディコリサンドラ・ティルシフローラ |
パリソタ: | パリソタ・ピナエルティー |
ムラサキオモト: | 紫万年青 |
ツユクサ
(Commelina communis から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/06 00:41 UTC 版)
ツユクサ(露草[3]・鴨跖草[4][注 1]、学名: Commelina communis)は、ツユクサ科ツユクサ属の一年生植物。日本を含む東アジア原産で、畑の隅や道端で見かけることの多い雑草である。鮮やかな青色の花は朝に咲き、昼にはしぼむ。他のツユクサ属の植物と同様、雄しべは6本あり、上側の3本、下側中央の1本、下側左右の2本で形態が異なる。
注釈
出典
- ^ a b c 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Commelina communis L. ツユクサ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年5月12日閲覧。
- ^ 米倉浩司; 梶田忠 (2003-). “BG Plants簡易検索結果表示”. 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList). 千葉大学. 2013年9月14日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 金田初代 2010, p. 60.
- ^ a b c d e f g h i 篠原準八 2008, p. 31.
- ^ a b c d e f g h i j k l m 高野昭人監修 世界文化社編 2006, p. 105.
- ^ 岩槻秀明『街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本 : handy & color illustrated book : 収録数550種超!』秀和システム、2006年、434-436頁。ISBN 4-7980-1485-0。
- ^ Ushimaru, Atushi; Watanabe, Takeshi; Nakata, Kensuke (2007). “Colored floral organs influence pollinator behavior and pollen transfer in Commelina communis (Commelinaceae)” (英語). American Journal of Botany 94 (2): 249–258. doi:10.3732/ajb.94.2.249. ISSN 1537-2197 .
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