CW5形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 04:20 UTC 版)
「メルボルン市電W5形電車」の記事における「CW5形」の解説
メルボルン市内の路面電車が、同市が運営するMMTBの管轄下に置かれて以降、同事業者は市内に残存していた路面ケーブルカーを順次路面電車へ置き換えていった。その中でエリザベスストリート(英語版)のケーブルカーを転換するのに合わせて導入されたのがCW5形である。 製造が実施された1930年代は世界恐慌の時期にあたり、メルボルンもその影響を免れなかった。そのため、製造費用を節約する目的でCW5形はC形電車(英語版)の台車や制御装置が流用された。当初は39両が製造される予定だったが、実際に製造された5両(1935年製、681 - 685)において出力不足や脱線の頻発といった不具合が頻発した結果、それ以上の増備は行われる事がなかった。これらの車両は運用から外れた後、1956年に機器を交換しW5形電車への改造が実施された。
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