CCRCとは? わかりやすく解説

シー‐シー‐アール‐シー【CCRC】

読み方:しーしーあーるしー

Continuing Care Retirement Community定年後高齢者対象とする米国医療・介護制度自立生活が可能なうちに入居し必要に応じて介護看護医療などのサービスを受けながら共同生活を送る。


コンティニュイング・ケア・リタイアメント・コミュニティ

(CCRC から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/25 00:42 UTC 版)

コンティニュイング・ケア・リタイアメントコミュニティ: Continuing care retirement community)は、アメリカ合衆国で1960年代から開発・分譲されてきた各種の高齢者住宅施設を集約した施設[1][2]。略称はCCRC[1][2]

概要

アメリカ合衆国には自立した高齢者を入居対象者とするインディペンデント・リビング(independent living、IL)、日常生活での簡単な介護を要する高齢者を入居対象者とするアシスティッド・リビング(assisted living、AL)、重度の介護を要する高齢者を入居対象者とするナーシングホーム(nursing home、NH)などの高齢者住宅施設があるが、CCRCは広大な敷地内にこれらの複数の施設を集約し、入居者は年齢・健康状況等に応じて同一の敷地内でそれぞれのサービスを享受することができるようにした施設である[2]

特に民間企業の参入などにより、銀行図書館映画館美容室カフェゴルフ場プールなどを併設している施設もあり、CCRCにはリゾートホテルのような施設もある[1][2]

AAHS(The American Association of Home and Service for the Aging)の推計によると、2007年にはアメリカ全土に2,240ヵ所あり、約725,000人が利用している[1]

課題

CCRCは入居費用が一般に高額で、入居時の資産調査が厳しい[1]。また、施設内ですべてこと足りてしまい、高齢者だけが暮らす地域となり、周辺地域とのつながりが断絶されやすく活気がないとの指摘がある[1]

日本版CCRC

日本でも日本版CCRC構想有識者会議が設置され、日本版CCRC構想(素案)が示されている[3]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f アメリカの認知症ケア動向IV アメリカの介護サービス”. 認知症介護研究・研修センター. 2022年8月25日閲覧。
  2. ^ a b c d 高齢者住宅の新たな展開~米国のアクティブ・シニアと高齢者誘致による地域活性化~”. 日本政策投資銀行ニューヨーク駐在員事務所. 2022年8月25日閲覧。
  3. ^ 日本版 CCRC 構想(素案)”. 日本版CCRC構想有識者会議. 2022年8月25日閲覧。

CCRC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/06 01:43 UTC 版)

リタイヤメント・ホーム」の記事における「CCRC」の解説

コンティニュイング・ケア・リタイアメント・コミュニティContinuing care retirement community)は、 広大な敷地入居者状況応じた継続的な医療介護サービス提供する施設で健康が悪化して他所に移動することなく一貫した老後の生活を送ることができるようにした施設をいう。

※この「CCRC」の解説は、「リタイヤメント・ホーム」の解説の一部です。
「CCRC」を含む「リタイヤメント・ホーム」の記事については、「リタイヤメント・ホーム」の概要を参照ください。

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