CA-4の喪失
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/20 03:30 UTC 版)
1943年1月15日にCA-4の試作機A23-1001がエンジン性能と新しい固定式前縁スラットの空力効果を評価するための試験飛行中に墜落した。フィッシャーマンズベンド(Fisherman's Bend)にあるCACの飛行場へ戻る途中で操縦していたジム・ハーパー(Jim Harper)少佐は、左側のプラット・アンド・ホイットニー R-1830エンジンから燃料が漏れていることに気付いた。事態が悪化してくるとハーパーはエンジンを停止しプロペラをフェザリング状態に入れようとしたが、実際にはフェザリングスイッチは爆発を引き起こし消火不能の火災が生じた。3名の搭乗員は高度1,000フィート (300 m)から次々に脱出を図り、ハーパーだけはパラシュート降下に成功したが、CACのテストパイロットのジム・カーター(Jim Carter)とエンジン整備員のLionel Dudgeonの両名は死亡した。その後に機体はキルモアの南西3マイル (4.8 km)の地点に墜落した。残骸は回収され部品として再利用された。
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