9 月からの弾丸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 01:18 UTC 版)
「宇宙島へ行く少年」の記事における「9 月からの弾丸」の解説
どうやら操縦士は、速度を秒速0.9マイル減少すべきところを、間違えて増速したらしい。あの酸素不足で、操縦士の頭もぼんやりしていたようだ。船はドイル指令が指揮することになった。船は地球の脱出軌道に乗っており、おおむね月の方向に向かっていた。月を回る軌道には入れるが、燃料不足のため着陸はできない。月に連絡船が残っていれば燃料補給はできるが、とんでもない大金がかかってしまう。例の操縦士が良い考えを提案した。電磁気トラック打ち上げ施設から、燃料タンクだけを打ち上げてもらうことだ。タンクは発射され、船には燃料が補給された。進路を地球に向けることはできたが、こんどは酸素不足のため低位ステーションに直接向かうことができず、通信中継ステーションへ向かった。途中でレーダーが物体を捉えた。それは一切の信号を発していなかったので、調査のために接近してみた。50フィートに近づいたとき、その表面にはドクロのマークが描かれてあった。
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