4輪非舗装路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/08 08:32 UTC 版)
ラリーやダートトライアル等の競技で主に使用される。 グラベルタイヤ 砂利や土などの未舗装路(グラベル)に用いる。トレッド面は舗装路用タイヤよりもはるかに深い溝が刻まれ、ブロックパターンを形成することでグラベルでのグリップを確保する。走行時には石等による破損が発生しやすいため、タイヤそのものの強度が求められる。舗装路も走行できるが、舗装路用よりロードノイズや振動が大きく、グリップも劣る。 スノータイヤ 雪上や氷上での競技に使用され、競技専用としては、タイヤのトレッド面に金属製のピンを打ち込んだスタッドタイヤ(いわゆるスパイクタイヤ)が有名である。しかし、市販されているスパイクタイヤは、鋲がタイヤの表面からわずかに出ている程度であるのに対し、スタッドタイヤはピンが10〜20mm程タイヤ表面から突き出しているのが特徴である。(1991年に国がスパイクタイヤ粉じん防止法を制定し、スパイクタイヤは出回らなくなった。)これを路面に食い込ませることで、雪上・氷上で高いグリップを確保する。また、ピンを路面に食い込ませるために、タイヤの幅は狭く作られており、高い面圧がかかるようになっている。 スタッドレスタイヤ 1991年に国がスパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する法律を制定し、スパイクタイヤ(スタッドタイヤ)が禁止になってから出回ったのが、スタッドレスタイヤである。金属製のピン(スタッド)が打ち込まれているスパイクタイヤ(スタッドタイヤ)に対し金属製のピンを打ち込む代わりに多数のサイプ(溝)をタイヤに入れてエッジ効果をあたえ、接地面積を増やしたタイヤである。
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