2cm高射砲搭載 1t牽引車(2cm FlaK auf Fahrgestell Zugkraftwagen 1t)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 05:27 UTC 版)
「Sd Kfz 10」の記事における「2cm高射砲搭載 1t牽引車(2cm FlaK auf Fahrgestell Zugkraftwagen 1t)」の解説
Sd.Kfz.10 の後部に20mm対空機関砲を搭載した自走砲で、ある程度本格的な対空車輌としてはドイツ軍初のものだった。後部の兵員席等は取り払われ、対空砲が全周回転できる平らなデッキが作られた。側方・後方には折りたたみ式の金属板製スノコが設置され、射撃時にはこれを展開して砲員の足場とした。搭載砲は、初期には FlaK 30 だったが、FlaK 38 の生産が軌道に乗るとこちらに変更された。試作車や初期型では機関砲にも防盾はなかったが後に標準化、さらに後期には車体前部にも8mm厚の軽装甲を施したものも登場した。特殊車輌番号は当初 Sd.Kfz.10/4 で、FlaK 38搭載型もしくは装甲を施した後期型は新たに Sd.Kfz.10/5 の番号が与えられている。610両が生産され、空軍および陸軍の高射砲部隊に配備された。
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