2011年のイタリアグランプリ_(ロードレース)とは? わかりやすく解説

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2011年のイタリアグランプリ (ロードレース)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/04/17 02:59 UTC 版)

  2011年のイタリアグランプリ
レース詳細
2011年のロードレース世界選手権 全18戦中第8戦
決勝日 2011年7月3日
開催地 ムジェロ・サーキット
開催コース 常設サーキット
5.245km
MotoGP
ポールポジション ファステストラップ
ケーシー・ストーナー ホルヘ・ロレンソ
1:48.034 1:48.402
表彰台
1. ホルヘ・ロレンソ
2. アンドレア・ドヴィツィオーゾ 3. ケーシー・ストーナー


Moto2
ポールポジション ファステストラップ
マルク・マルケス ステファン・ブラドル
2:05.312 1:53.362
表彰台
1. マルク・マルケス
2. ステファン・ブラドル 3. ブラッドリー・スミス
125 cc
ポールポジション ファステストラップ
ヨハン・ザルコ ヨハン・ザルコ
1:58.988 1:57.783
表彰台
1. ニコラス・テロル
2. ヨハン・ザルコ 3. マーベリック・ビニャーレス


2011年のイタリアグランプリ は、ロードレース世界選手権2011年シーズン第8戦として、7月1日から3日までイタリアムジェロ・サーキットで開催された。

概要

125ccクラス

ドライからウェットに変化する路面状況の中おこなわれた125ccクラス予選では、セッション序盤にベストタイムをマークしたヨハン・ザルコが自身初のポールポジションを獲得した。以下ルイス・サロムエフレン・バスケスがフロントロウに並び、負傷欠場明けのポイントリーダー、ニコラス・テロルは5番グリッドからのスタートになった[1]

日曜日の決勝はテロルとザルコのマッチレースとなった。テロルがスタートからトップを走行していたが、11周目には一旦ザルコを先行させる作戦に出た。決着はファイナルラップのフィニッシュライン直前、スリップストリームに入られるのを嫌って蛇行するザルコを尻目にテロルが逆転に成功、復帰戦をシーズン5勝目で飾った。3位には前戦の勝者マーベリック・ビニャーレスが入った。

ポイントランキングではザルコが2位に浮上、トップのテロルとの差は39ポイントとなった[2]

Moto2クラス

ウェットコンディションとなったMoto2クラス予選ではマルク・マルケスがシーズン2度目のポールポジションを獲得、2番手にはアレックス・デ・アンジェリス、3番手ブラッドリー・スミスと続き、ポイントリーダーのステファン・ブラドルはアタック中にガス欠に見舞われて7番手からのスタートとなった[3]

決勝レースではマルケスが4台の集団バトルを僅差で制して2連勝、シーズン3勝目を挙げた。0.071秒差の2位にはブラドル、3位のスミスは3戦連続の表彰台となった。この結果ポイントランキングではマルケスが5ポイント差を詰め、ブラドルとの差を52とした[4]

MotoGPクラス

MotoGPクラスでは今回、鎖骨骨折で欠場が続いていたレプソル・ホンダダニ・ペドロサが4戦ぶりにレースに復帰した[5]。セッション半ばに雨が降り始めた土曜日の予選ではポイントリーダーのケーシー・ストーナーがシーズン5度目のポールポジションを獲得。2番手は前戦の勝者ベン・スピーズ、3番手にはマルコ・シモンチェリが続いた[6]

日曜日の決勝ではスタートからストーナーが先頭を維持していたが、5番グリッドからスタートしたホルヘ・ロレンソが18周目にトップを奪取、そのままハイペースで逃げ切ってシーズン2勝目を挙げた。タイヤのグリップダウンに苦しんだ[7]ストーナーはファイナルラップにチームメイトのアンドレア・ドヴィツィオーゾにもかわされて3位に終わった。ペドロサは8位で復帰戦を終えた。

ポイントランキングでは、ランキング2位のロレンソがストーナーとの差を9ポイント詰めて19とした[8]

MotoGPクラス決勝結果

順位 No ライダー マニュファクチャラー 周回 タイム/リタイヤ グリッド ポイント
1 1 ホルヘ・ロレンソ ヤマハ 23 41:50.089 5 25
2 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ホンダ 23 +0.997 4 20
3 27 ケーシー・ストーナー ホンダ 23 +1.143 1 16
4 11 ベン・スピーズ ヤマハ 23 +8.980 2 13
5 58 マルコ・シモンチェリ ホンダ 23 +9.076 3 11
6 46 バレンティーノ・ロッシ ドゥカティ 23 +26.450 12 10
7 8 エクトル・バルベラ ドゥカティ 23 +28.745 10 9
8 26 ダニ・ペドロサ ホンダ 23 +32.043 8 8
9 5 コーリン・エドワーズ ヤマハ 23 +33.421 6 7
10 69 ニッキー・ヘイデン ドゥカティ 23 +34.724 9 6
11 7 青山博一 ホンダ 23 +37.359 13 5
12 17 カレル・アブラハム ドゥカティ 23 +43.964 11 4
13 19 アルバロ・バウティスタ スズキ 23 +47.654 14 3
14 14 ランディ・ド・プニエ ドゥカティ 23 +48.840 15 2
15 24 トニ・エリアス ホンダ 23 +1:15.199 16 1
Ret 35 カル・クラッチロー ヤマハ 6 マシントラブル 7

Moto2クラス決勝結果

順位 No ライダー マニュファクチャラー 周回 タイム/リタイヤ グリッド ポイント
1 93 マルク・マルケス スッター 21 40:02.941 1 25
2 65 ステファン・ブラドル カレックス 21 +0.071 7 20
3 38 ブラッドリー・スミス テック3 21 +0.419 3 16
4 15 アレックス・デ・アンジェリス モトビ 21 +2.091 2 13
5 29 アンドレア・イアンノーネ スッター 21 +4.595 14 11
6 12 トーマス・ルティ スッター 21 +13.021 24 10
7 3 シモーネ・コルシ FTR 21 +13.092 23 9
8 76 マックス・ノイキルヒナー MZ-RE ホンダ 21 +13.409 20 8
9 40 アレックス・エスパルガロ ポンス カレックス 21 +14.139 32 7
10 54 ケナン・ソフォーグル スッター 21 +14.419 13 6
11 77 ドミニク・エガーター スッター 21 +15.072 30 5
12 19 ザビエル・シメオン テック3 21 +17.996 4 4
13 4 ランディ・クルメナッハ カレックス 21 +18.573 5 3
14 72 高橋裕紀 モリワキ 21 +19.720 15 2
15 16 ジュール・クルーセル スッター 21 +20.357 33 1
16 34 エステベ・ラバト FTR 21 +22.208 11
17 36 ミカ・カリオ スッター 21 +22.420 9
18 53 バレンティン・デビーズ FTR 21 +24.297 38
19 18 ジョルディ・トーレス スッター 21 +28.679 18
20 75 マティア・パシーニ FTR 21 +28.876 8
21 13 アンソニー・ウエスト MZ-RE ホンダ 21 +30.778 10
22 88 リカルド・カルダス モリワキ 21 +33.084 17
23 71 クラウディオ・コルティ スッター 21 +34.568 31
24 63 マイク・ディ・メッリオ テック3 21 +36.000 35
25 31 カルメロ・モラレス モリワキ 21 +36.194 27
26 39 ロベルティーノ・ピエトリ スッター 21 +36.195 12
27 45 スコット・レディング スッター 21 +46.731 28
28 44 ポル・エスパルガロ FTR 21 +49.054 6
29 9 ケニー・ノエス FTR 21 +50.101 22
30 64 サンティアゴ・エルナンデス FTR 21 +1:08.557 36
31 95 マシェル・アル・ナイミ モリワキ 20 +1 lap 37
Ret 14 ラタパー・ウィライロー FTR 14 棄権 34
Ret 25 アレックス・バルドリーニ スッター 11 棄権 26
Ret 70 Mattia Tarozzi スッター 11 棄権 29
Ret 68 ヨニー・エルナンデス FTR 7 アクシデント 16
Ret 24 トマソ・ロレンツェッティ FTR 6 アクシデント 25
Ret 51 ミケーレ・ピロ モリワキ 3 アクシデント 21
Ret 35 ラファエレ・デ・ロサ スッター 0 アクシデント 19
DNS 80 アクセル・ポンス ポンス カレックス スタートせず

125ccクラス決勝結果

順位 No ライダー マニュファクチャラー 周回 タイム/リタイヤ グリッド ポイント
1 18 ニコラス・テロル アプリリア 20 39:51.815 5 25
2 5 ヨハン・ザルコ デルビ 20 +0.167 1 20
3 25 マーベリック・ビニャーレス アプリリア 20 +8.379 7 16
4 7 エフレン・バスケス デルビ 20 +8.491 4 13
5 55 エクトル・ファウベル アプリリア 20 +8.594 8 11
6 39 ルイス・サロム アプリリア 20 +22.908 2 10
7 33 セルヒオ・ガデア アプリリア 20 +23.989 3 9
8 44 ミゲル・オリベイラ アプリリア 20 +40.138 11 8
9 23 アルベルト・モンカヨ アプリリア 20 +40.767 16 7
10 84 ヤコブ・コーンフェール アプリリア 20 +41.198 15 6
11 77 マルセル・シュロッター マヒンドラ 20 +41.255 13 5
12 11 サンドロ・コルテセ アプリリア 20 +43.9991 6 4
13 15 シモーネ・グロツキー アプリリア 20 +46.172 14 3
14 53 ジャスパー・イウェマ アプリリア 20 +58.976 19 2
15 52 ダニー・ケント アプリリア 20 +59.725 26 1
16 10 アレクシ・マスボー KTM 20 +1:00.127 20
17 17 テイラー・マッケンジー アプリリア 20 +1:00.227 28
18 63 ズルファミ・カイルディン デルビ 20 +1:08.245 25
19 95 ミロスラフ・ポポフ アプリリア 20 +1:10.593 27
20 19 アレッサンドロ・トヌッチ アプリリア 20 +1:13.662 30
21 43 フランチェスコ・マウリエロ アプリリア 20 +1:23.949 29
22 31 ニクラス・アジョ アプリリア 20 +1:38.811 23
23 30 ジュリアン・ペドーネ アプリリア 20 +1:53.144 31
Ret 3 ルイジ・モルシアーノ アプリリア 19 衝突 24
Ret 74 Kevin Calia アプリリア 19 衝突 22
Ret 94 ジョナス・フォルガー アプリリア 17 アクシデント 21
Ret 99 ダニー・ウェブ マヒンドラ 9 棄権 12
Ret 56 ピーター・セベスティエン KTM 9 アクシデント 32
Ret 96 ルイ・ロッシ アプリリア 7 棄権 10
Ret 36 ホアン・ペレロ アプリリア 7 棄権 33
Ret 50 ストゥーラ・ファーガーハウグ アプリリア 7 棄権 18
Ret 88 Massimo Parziani アプリリア 6 棄権 34
Ret 26 アドリアン・マルティン アプリリア 1 アクシデント 9
Ret 21 ハリー・スタフォード アプリリア 1 アクシデント 17

注釈

  1. ^サンドロ・コルテセは8番手でフィニッシュしたが、ファイナルラップでの危険行為により20秒のタイムペナルティを課せられた。

脚注

参考文献


前戦
2011年のオランダグランプリ
ロードレース世界選手権
2011年シーズン
次戦
2011年のドイツグランプリ
前回開催
2010年のイタリアグランプリ
イタリアグランプリ 次回開催
2012年のイタリアグランプリ



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