1964年全米選手権 (テニス)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/29 23:35 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動1964年 全米選手権(1964ねんぜんべいせんしゅけん)に関する記事。
大会の流れ
- 1881年から1967年まで、全米選手権は各部門が個別の名称を持ち、大会会場も別々のテニスクラブで開かれた。これが他の3つのテニス4大大会と大きく異なる点である。 
   - 男子シングルス 名称:全米シングルス選手権(U.S. National Singles Championship)/会場:ニューヨーク市クイーンズ区フォレストヒルズ、ウエストサイド・テニスクラブ (1924年-1977年)
- 女子シングルス 名称:全米女子シングルス選手権(U.S. Women's National Singles Championship)/会場:フォレストヒルズ、ウエストサイド・テニスクラブ (1921年-1977年)
- 男子ダブルス 名称:全米ダブルス選手権(U.S. National Doubles Championship)/会場:マサチューセッツ州ボストン市、ロングウッド・クリケット・クラブ (1946年-1967年まで)
- 女子ダブルス 名称:全米女子ダブルス選手権(U.S. Women's National Doubles Championship)/会場:ボストン、ロングウッド・クリケット・クラブ (1946年-1967年まで)
- 混合ダブルス 名称:全米混合ダブルス選手権(U.S. Mixed Doubles Championship)/会場:フォレストヒルズ、ウエストサイド・テニスクラブ (1942年-1977年)
 
- 1967年までは、男子ダブルス・女子ダブルスの2部門がボストンの「ロングウッド・クリケット・クラブ」で開かれ、他の3部門(男女シングルス・混合ダブルス)はフォレストヒルズで行われた。
他の特記事項
- 本大会の女子シングルスに3名の日本人女子選手がエントリーし、宮城黎子・小幡陽子・黒松和子が初出場した。黒松は初戦で敗退するが、当時42歳の宮城が2回戦でビリー・ジーン・モフィット(第3シード)に挑み、小幡がアン・ヘイドン=ジョーンズ(第6シード)との3回戦まで進出した。日本人女性による4大大会遠征は、1954年全米選手権で3回戦に進んだ加茂幸子以来10年ぶりの出来事だった。
シード選手
男子シングルス
 ロイ・エマーソン (優勝、3年ぶり2度目) ロイ・エマーソン (優勝、3年ぶり2度目)
 デニス・ラルストン (ベスト8) デニス・ラルストン (ベスト8)
 ラファエル・オスナ (ベスト4) ラファエル・オスナ (ベスト4)
 チャック・マッキンリー (ベスト4) チャック・マッキンリー (ベスト4)
 フレッド・ストール (準優勝) フレッド・ストール (準優勝)
 マニュエル・サンタナ (2回戦) マニュエル・サンタナ (2回戦)
 ニコラ・ピエトランジェリ (2回戦) ニコラ・ピエトランジェリ (2回戦)
 アーサー・アッシュ (4回戦) アーサー・アッシュ (4回戦)
女子シングルス
 マリア・ブエノ (優勝、2年連続3度目) マリア・ブエノ (優勝、2年連続3度目)
 マーガレット・スミス (4回戦) マーガレット・スミス (4回戦)
 ビリー・ジーン・モフィット (ベスト8) ビリー・ジーン・モフィット (ベスト8)
 レスリー・ターナー (2回戦) レスリー・ターナー (2回戦)
 ナンシー・リッチー (ベスト4) ナンシー・リッチー (ベスト4)
 アン・ヘイドン=ジョーンズ (ベスト8) アン・ヘイドン=ジョーンズ (ベスト8)
 ロビン・エバーン (ベスト8) ロビン・エバーン (ベスト8)
 ノルマ・ベイロン (4回戦) ノルマ・ベイロン (4回戦)
 キャロル・グレーブナー (準優勝) キャロル・グレーブナー (準優勝)
 フランソワーズ・デュール (3回戦) フランソワーズ・デュール (3回戦)
 カレン・サスマン (ベスト8) カレン・サスマン (ベスト8)
 アネッテ・バン・ジル (3回戦) アネッテ・バン・ジル (3回戦)
 ヘルガ・シュルツェ (3回戦) ヘルガ・シュルツェ (3回戦)
 ユスチナ・ブリッカ (3回戦) ユスチナ・ブリッカ (3回戦)
大会経過
男子シングルス
準々決勝
 ロイ・エマーソン vs. ロイ・エマーソン vs. トニー・ローチ 13-11, 8-6, 6-2 トニー・ローチ 13-11, 8-6, 6-2
 チャック・マッキンリー vs. チャック・マッキンリー vs. ロジャー・テーラー 13-11, 9-7, 6-1 ロジャー・テーラー 13-11, 9-7, 6-1
 ラファエル・オスナ vs. ラファエル・オスナ vs. マイケル・サングスター 3-6, 9-7, 12-10, 6-3 マイケル・サングスター 3-6, 9-7, 12-10, 6-3
 フレッド・ストール vs. フレッド・ストール vs. デニス・ラルストン 6-2, 6-3, 4-6, 3-6, 9-7 デニス・ラルストン 6-2, 6-3, 4-6, 3-6, 9-7
準決勝
 ロイ・エマーソン vs. ロイ・エマーソン vs. チャック・マッキンリー 7-5, 11-9, 6-4 チャック・マッキンリー 7-5, 11-9, 6-4
 フレッド・ストール vs. フレッド・ストール vs. ラファエル・オスナ 6-3, 8-6, 6-3 ラファエル・オスナ 6-3, 8-6, 6-3
女子シングルス
準々決勝
 キャロル・グレーブナー vs. キャロル・グレーブナー vs. カレン・サスマン 6-4, 6-8, 6-3 カレン・サスマン 6-4, 6-8, 6-3
 ナンシー・リッチー vs. ナンシー・リッチー vs. ビリー・ジーン・モフィット 6-4, 6-4 ビリー・ジーン・モフィット 6-4, 6-4
 キャロル・ハンクス vs. キャロル・ハンクス vs. アン・ヘイドン=ジョーンズ 7-5, 2-6, 8-6 アン・ヘイドン=ジョーンズ 7-5, 2-6, 8-6
 マリア・ブエノ vs. マリア・ブエノ vs. ロビン・エバーン 6-4, 6-1 ロビン・エバーン 6-4, 6-1
準決勝
決勝戦の結果
- 男子シングルス: ロイ・エマーソン vs. ロイ・エマーソン vs. フレッド・ストール 6-4, 6-2, 6-4 フレッド・ストール 6-4, 6-2, 6-4
- 女子シングルス: マリア・ブエノ vs. マリア・ブエノ vs. キャロル・グレーブナー 6-1, 6-0 キャロル・グレーブナー 6-1, 6-0
- 男子ダブルス: チャック・マッキンリー& チャック・マッキンリー& デニス・ラルストン vs. デニス・ラルストン vs. マイケル・サングスター& マイケル・サングスター& グラハム・スティルウェル 6-3, 6-2, 6-4 グラハム・スティルウェル 6-3, 6-2, 6-4
- 女子ダブルス: ビリー・ジーン・モフィット& ビリー・ジーン・モフィット& カレン・サスマン vs. カレン・サスマン vs. マーガレット・スミス& マーガレット・スミス& レスリー・ターナー 3-6, 6-2, 6-4 レスリー・ターナー 3-6, 6-2, 6-4
- 混合ダブルス: ジョン・ニューカム& ジョン・ニューカム& マーガレット・スミス vs. マーガレット・スミス vs. エド・ルビノフ& エド・ルビノフ& ジュディ・テガート 10-8, 4-6, 6-3 ジュディ・テガート 10-8, 4-6, 6-3
外部リンク
- 全米オープンの歴史 (英語、全米オープンテニス公式サイト内)
- 抽選表・シード選手:男子・女子 (男子はGrand Slam Tennis Archive、女子はTennisForum.com提供スレッドによる)
参考文献
- Roger M. Williams, “The U.S. Open: Game, Set, Unmatched”(全米オープン-ゲーム・セット・試合は続く) Time-Life Books, New York (1997) ISBN 0-7835-5260-2 各部門ごとの開催地について、本書の189ページを参照した。
- Bud Collins, “Total Tennis: The Ultimate Tennis Encyclopedia” Sport Classic Books, Toronto (2003 Ed.) ISBN 0-9731443-4-3
- 日本テニス協会発行『テニス・プレーヤーズ・ガイド』 2006年版 185・186・191ページより、3名の日本人女子選手(小幡・黒松・宮城)の成績を確認した。
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