172B
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 22:50 UTC 版)
172Bは1960年に型式証明を取得し、1961年から引き渡しが始まった3番目の型式である。ランディングギアの長さを幾分か短縮させ、エンジンマウント位置を3インチほど前方にずらしてエンジンカウルを再整形し、更にプロペラスピナーの先端を鋭くさせ、空力的な性能向上を狙った。またこの型式には標準装備型とデラックス装備型の2種類が製造されて、後者には「スカイホーク」という愛称が付けられた。現在はモデル 172の機種全体の愛称となっている「スカイホーク」という名称がこの時はじめて使用されるようになった。デラックス装備型は当時の軽飛行機ではまだ珍しかったジャイロ計器を搭載し、計器飛行を可能とした。また172Bにはフロートを付けた水上機型も製造された。水上機型の場合は直径を大きくしてピッチ角を弱めたプロペラを使用した。1961年モデルともいう。
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