12『恐怖の巣食う橋』
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『恐怖の巣食う橋』(きょうふのすくうはし、原題:英: The Horror from the Middle Span)。アーカムハウスの1967年の単行本『トラベラーズ・バイ・ナイト』に収録された。邦訳はクト6「恐怖の巣食う橋」岩村光博訳と、真ク3&新ク4「魔界へのかけ橋」片岡しのぶ訳。 東雅夫は「『ダニッチの怪』の後日譚ともいうべき作品だが、全体の構成はダーレス『谷間の家』に酷似している。(発表は『谷間の家』が先)。先住者の名前が同じセス(セプティマス)・ビショップである点に注目」と解説している。 作中時は1949年であり、『ダニッチの怪』の1928年の20年後のダニッチ村が舞台となっている。類似した怪奇事件が発生しており、作中では「空から来る者たちは、人間の血で肉体をまとう」と説明されることで、実態が示唆されている。また1964年のラムジー・キャンベルの『恐怖の橋』から影響を受けたようなふしもみられる。
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