1-エチル-3-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]カルボジイミド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/19 04:20 UTC 版)
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EDC IUPAC名 1-エチル-3-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]カルボジイミド 分子式 C8H17N3 分子量 155.25 CAS登録番号 1892-57-5, 25952-53-8(塩酸塩) 形状 液体、白色固体(塩酸塩) 密度と相 0.88 g/cm3, 液体 融点 114–115 °C(塩酸塩) 沸点 53–54 °C(0.6 mmHg) SMILES CCN=C=NCCCN(C)C 1-エチル-3-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]カルボジイミド(EDC、EDCI、EDAC、英:1-ethyl-3-[3-(dimethylamino)propyl]carbodiimide)は水に可溶なカルボジイミドである。このため、反応終了後に抽出操作によって生成物との分離が可能である。また、DIC同様にアレルギー反応を起こしにくい。塩酸塩が白色粉末として市販されており、入手は容易である。塩酸塩をそのまま用いることが多い。このため現在では数あるアミド結合生成反応の中でも、スタンダードの地位を占めるに至った。 水に可溶なカルボジイミドであることからWSCあるいはWSCD(Water Soluble Carbodiimide)とも略される。
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