1回目の首相
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/22 04:15 UTC 版)
2007年6月の選挙で CD&V は第一党となり、国王アルベール2世によって組閣責任者に任命された。しかし、ベルギー北部のフランデレン地域の自治権拡大を掲げる政策などがベルギー南部のフランス語圏の政党の反発を呼び、連立交渉は長引いた。選挙から半年が経った同年12月、すでに辞意を表明していた首相ヒー・フェルホフスタットが任期を2008年3月までとする暫定内閣を発足させることでいったん合意し、ルテルムは副首相に就任した。暫定内閣の任期満了を控えた3月20日、ルテルムが首相に就任し、選挙から9か月かかった連立交渉はようやく終了した。 2008年7月、連邦制度改革に行き詰まったためにアルベール2世に辞表を提出したが、アルベール2世は受理しなかった。結果的にこれが1度目の辞意表明となる。 2008年12月、国有するフォルティスの株式をBNPパリバに売却した件に関し、一部株主が政府を相手取って起こした訴訟について司法大臣ヨー・ファンドゥールゼンが裁判所に圧力をかけた問題が発覚した。ルテルムは同19日にアルベール2世に対して辞表を提出し、22日に辞任が認められた。後任の首相には CD&V 所属で下院議長のヘルマン・ファン・ロンパウが就任した。
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