1,2-ジエチルベンゼン
1,2-ジエチルベンゼン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/06 08:54 UTC 版)
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| 物質名 | |
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別名
o-ジエチルベンゼン |
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| 識別情報 | |
| ECHA InfoCard | 100.004.701 |
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CompTox Dashboard (EPA)
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| 性質 | |
| C10H14 | |
| モル質量 | 134.22 g·mol−1 |
| 外観 | 無色の液体 |
| 匂い | ベンゼン、トルエンのような芳香族臭 |
| 融点 | −31.2 °C (−24.2 °F; 242.0 K) |
| 沸点 | 184 °C (363 °F; 457 K) |
| 71.1 mg/l (25 ℃) | |
| 有機溶媒への溶解度 | エタノール、ジエチルエーテル、アセトン、ベンゼン、リグロイン、四塩化炭素と混合 |
| 危険性 | |
| 引火点 | 57 °C (135 °F; 330 K) |
| 395 °C (743 °F; 668 K) | |
| 関連する物質 | |
| 関連する位置異性体 | 1,3-ジエチルベンゼン 1,4-ジエチルベンゼン |
| 関連物質 | o-キシレン 2-エチルトルエン ジビニルベンゼン |
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特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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1,2-ジエチルベンゼン(英: 1,2-Diethylbenzene)は、ベンゼン環の1位と2位にエチル基が置換した有機化合物である。化学式はC6H4(C2H5)2で表される。
用途
イオン交換樹脂の原料や溶媒として使われる。脱水素化するとジビニルベンゼンが得られ、ポリスチレン樹脂の架橋剤に用いられる[1]。
- C6H4(C2H5)2 → C6H4(C2H3)2 + 2H2
日本の消防法では、危険物第4類第二石油類(非水溶性)に該当する。
脚注
- ^ a b “1,2-ジエチルベンゼン”. 厚生労働省職場のあんぜんサイト (2010年3月31日). 2018年5月20日閲覧。
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