SMクラブとは? わかりやすく解説

SMクラブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/02 05:40 UTC 版)

SMクラブとは、サドマゾSM嬢からSMサービスが提供される性風俗店である。これらの店では主に男性を顧客として想定しており[1][注釈 1]、「女王様」と一般に呼ばれるサディスト役、「M嬢」や「M女性」、「M子」などと呼ばれるマゾヒスト役によってサービスが行われる[1]

プレイ内容

大多数のSMクラブにおいて、プレイの前に客の側から店舗ないしSM嬢に対して希望するプレイ、または希望しないプレイ(「NG」)が伝えられる[2]。これらの意思の伝達は、カウンセリング、インタビュー、または書面を通じて行われる[2]

プレイ時間[注釈 2]は60分以上を基本とし、準備・プレイ内容・後片付けに応じて数時間以上にわたりうる[1]

プレイ内容[注釈 3]の基本的なものとしては、「緊縛低温ローソク、アナル責め、言葉責めスパンキング顔面騎乗浣腸、標準的なセックストイ(手枷・足枷・ピンクローター・アナルバイブ・ペニスバンドなど)、聖水手コキ足コキ[1]などが挙げられる。なお、プレイ内容に関する同意の形成過程を放棄し、SM嬢に対してこれを求めない、いわゆる「真性マゾヒスト」[3]の場合、上記の内容に関して時間以外についてはSM嬢に一任されることとなる[4]

法律上の位置づけ

日本においてSMクラブは、一般に風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風適法)に定める無店舗型性風俗特殊営業店の営業形態(の一つ)に該当する[5]。2005年の風適法改正により、プレイ用の設備・空間が設けられているSMクラブ、すなわちの店舗型性風俗特殊営業としては事実上消滅した[6]

BDSM文化内での位置づけ

ジェンダーおよびサドマゾヒズム研究を専門とする、福岡女子大学の河原梓水によれば、商業的なBDSMコミュニティであるSMクラブの興隆は、1970年以降にプライベートのBDSMコミュニティ[7]を衰退させる一要因であったと指摘している[8]

また、河原は、サディスト役の「女王様」とマゾヒストである顧客との関係が、取引関係かつ(BDSM文脈における)主従関係となりうることについて説明・報告を行っている[9]

脚注

注釈

  1. ^ 河原梓水(2021年)は、近年女性の利用者が増加しつつあることを指摘している[1]
  2. ^ セッション時間とも。
  3. ^ ここでは、いわゆるロールプレイや大まかな流れではなく、個々の行為を指す。

出典

  1. ^ a b c d e 河原 2021, p. 159.
  2. ^ a b 河原 2021, p. 160.
  3. ^ 河原 2021, pp. 161–162.
  4. ^ 河原 2021, p. 164.
  5. ^ 河原 2021, pp. 158–159.
  6. ^ 河原 2021, p. 169.
  7. ^ 河原 2021, p. 153.
  8. ^ 河原 2021, pp. 168–169.
  9. ^ 河原 2021, p. 161.

参考文献

関連項目


SMクラブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 04:25 UTC 版)

風俗店の歴史」の記事における「SMクラブ」の解説

詳細は「SMクラブ」を参照 主にマゾ客をサディスト役の女性従業員女王様S嬢))がいたぶるMプレイと、サド客がマゾヒスト役の女性従業員M嬢)をいたぶるSプレイ分かれる。店・女性従業員・客のそれぞれの傾向によって様々なプレイ展開する主なプレイ内容には、軽い縛り低温蝋燭などのソフトなプレイから、鞭・ビンタ蹴り吊るしなどのハードもの、その他パンティストッキングを履かせたりするフェチストや、排泄関連マニアックなもの(スカトロ)も存在し、客は通常の性風俗比べて特殊な性癖満たすことが出来る。

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