N分N乗方式とは? わかりやすく解説

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エヌぶんエヌじょう‐ほうしき〔‐ハウシキ〕【N分N乗方式】

読み方:えぬぶんえぬじょうほうしき

所得税課税方式の一。世帯所得合計世帯人数割った金額税率をかけ、算出され税額世帯人数をかけて、世帯課税額を算出する収入が同じでも扶養家族が多いほど納税額を低く抑えられるため、少子化対策として導入議論されている。


N分N乗方式(えぬぶんえぬじょうほうしき)

課税の対象世帯とするフランス課税方式

個人ではなく家族全員所得から世帯課税額を計算する方式のこと。フランスにおける所得税課税方式として導入されている。

N分N乗方式によると、夫婦や子どもなどの世帯構成する家族全員収入合算しその人数で割った金額一人当たりの収入みなして各種控除適用し一人当たりの納税額を計算する。その納税額に世帯人数掛けたものが世帯納税額として、最終的に課税される

この方式では、所得のない子どもが多い大家族ほど納税額が低く抑えられることになる。一方で日本における所得税課税方式個人単位としているため、所得のない子どもの分は両親所得から扶養控除として税額引き下げる効果しか期待できない

少子化問題克服したフランス制度参考少子化対策進めている政府は、税制面での抜本的な制度改正合わせてN分N乗方式を取り入れる案について議論深めている。

(2006.03.06掲載



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