黒須成美とは? わかりやすく解説

黒須成美

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/12 04:25 UTC 版)

黒須 成美
個人情報
フルネーム 黒須 成美
国籍 日本
生誕 (1991-10-22) 1991年10月22日(33歳)
日本茨城県下妻市
身長 159 cm (5 ft 3 in)
体重 52 kg (115 lb)
スポーツ
日本
競技 近代五種

黒須 成美(くろす なるみ、1991年10月22日 - )は、日本の女子近代五種選手。茨城県下妻市出身。東海東京証券株式会社所属。父の黒須秀樹も同じく近代五種選手。

経歴・人物

下妻市立上妻小学校の1年生時より水泳を行っていたが6年時より父親の影響で近代五種を始めた。下妻市立下妻中学校在籍時の2006年にアジア選手権で5位入賞を果たす。

つくば秀英高等学校在学中であった北京オリンピックの予選である2007年のアジア選手権は、東京馬事公苑で開催されることから銃刀法の問題により出場が危ぶまれたものの、父秀樹の奔走により特例で出場が決まった。だが、馬術競技で時間切れとなるなど16位に終わり、日本女子初のオリンピックの近代五種競技出場はならなかった[1]

2011年3月、実家があり練習拠点だった下妻市の施設が東日本大震災で被災した。以前から顔見知りだった朴正七( 韓国コーチ)が施設の提供を申し入れた[2]。急遽釜山に飛んだ黒須はトレーニングに集中することができ、同年5月のアジア・オセアニア選手権で6位入賞を果たし、山中詩乃とともに日本人としては初めて、女子近代五種でのロンドンオリンピック出場権を獲得した。

2012年ロンドンオリンピックでは馬術での落馬などの困難を乗り越えて完走、完走した選手の中では最下位となる34位であったが、五輪最後の種目の最終ゴールを切った選手として大声援を浴びた。ゴール後には「私にとっての勝利は、今、私がここにいること、そのものです。みんなに、決して諦めない心を伝えられたらと思います」と言うコメントを残した[3][4]

出典

外部リンク





固有名詞の分類

このページでは「ウィキペディア」から黒須成美を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から黒須成美を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書から黒須成美 を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「黒須成美」の関連用語

黒須成美のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



黒須成美のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの黒須成美 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS