鴟河浦事件
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鴟河浦事件(しがほじけん、チハポじけん)とは、1896年3月9日、李氏朝鮮の黄海道安岳郡鴟河浦で、金九らが起こした強盗殺人死体遺棄事件。金九は、料理店では注文した順に関わらず、年齢が上の者の注文が優先されると考えていたが、店主が日本人商人・土田譲亮に先に配膳したこと、更に土田が日本人だとして、土田を集団で暴行、石と鉄棍棒で撲殺し、「義兵」と称して金品・驢馬を奪って、遺体を埋葬せずに凍った河に捨てた。この事件で金九は逃走後に、捕縛され、強盗殺人犯として死刑判決を受けた。後に特赦により減刑され、さらに脱獄する[1]。韓国では鴟河浦義挙として讃えられてる[2]。
- ^ 『公文雑纂・明治二十九年・第十一巻・外務省三・外務省三/在仁川領事館事務代理萩原守一ヨリ仁川港ノ情況ニ付続報ノ件.1896年(明治29年)4月6日付『公第68号』
- ^ a b “白凡記念館|梨泰院・龍山(ソウル)の観光スポット” (日本語). www.konest.com. 2019年10月12日閲覧。
- ^ 著:金九,訳:都珍淳『白凡逸志』初版(1997年)の98頁 注釈。
- ^ 国史編纂委員会資料 駐韓日本公使館記録(影印本) 駐韓日本公使館記録12
- ^ 金九の知られざる姿とは(上) 朝鮮日報 2008/09/28
- 1 鴟河浦事件とは
- 2 鴟河浦事件の概要
- 3 関連項目
鴟河浦事件(韓国では鴟河浦義挙という)
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「領事館警察」の記事における「鴟河浦事件(韓国では鴟河浦義挙という)」の解説
日本商人を標的にした強盗殺人事件。犯人は金九(後大韓民国臨時政府大統領)で、強盗殺人犯として李氏朝鮮政府によって死刑判決を受けたが、まもなく減刑され、海外に逃亡した。
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