鳩山・菅政権
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 05:01 UTC 版)
2009年9月、鳩山由紀夫内閣で文部科学大臣に任命され、初入閣した。あわせて、国立国会図書館連絡調整委員会委員にも任命された。翌17日の初登庁後の記者会見で、運転が長期停止中の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)について、引き続き研究開発を進める考えを示した。高校無償化法案については、文部科学省内や自治体からの要望を受け入れ、当初の家庭への給付案を取りやめ、学校側への給付にすることを了承した。 鳩山内閣において進めていた平成21年度補正予算の見直し作業においては、国対委員長時代の「官僚は徹夜して当然」という主張を曲げることなく、文部科学省の官僚に連休を返上させて作業に当たらせた。 2009年12月25日、高校の新学習指導要領解説書で竹島を領土問題として例示しなかったことについて、閣議後の記者会見で、「竹島はわが国固有の領土であり、正しく認識させることに何ら変更があるわけではない」と強調し、「より簡素化するという意味で、『中学を踏まえて』という表現に集約した」と説明した。 2010年1月7日、副総理の菅直人が財務大臣就任(辞任した藤井裕久の後任)に伴い内閣府特命担当大臣(科学技術政策)を離任したため、川端が文部科学大臣と兼務する形で後任となった。 鳩山内閣の退陣に伴い、2010年6月に発足した菅直人内閣では、文部科学大臣と内閣府特命担当大臣(科学技術政策)の2つのポストで再任された。同年9月、菅直人第1次改造内閣発足により退任した。文部科学大臣としての後任は同じ旧民社党系の高木義明、内閣府特命担当大臣(科学技術政策)としての後任は海江田万里が就いた。その後、衆議院議院運営委員長に就任。
※この「鳩山・菅政権」の解説は、「川端達夫」の解説の一部です。
「鳩山・菅政権」を含む「川端達夫」の記事については、「川端達夫」の概要を参照ください。
- 鳩山・菅政権のページへのリンク