鳥海国定公園
秋田・山形県境に秀麗な姿で立ち、信仰の古い歴史を持つ鳥海山(2,236m)を主に、海岸及び酒田市沖合の飛島(とびしま)を含む公園である。鳥海山は新旧二つの火山が複合した山で、豪雪地帯のため森林限界が低く、夏も雪渓が残り、山頂部には雪田植生が発達している。高山植生が豊かでチョウカイフスマなど固有種もある。また、イヌワシが生息する。鉾立(ほこだて)、祓川(はらいがわ)など、ブナ帯上部の5合目まで車道がつけられていて、登山の出発点となる。
また、中腹以下には深い渓谷がある。海岸のうち象潟(きさがた)は、芭蕉が見たときはまだ海中にあり、松島と並ぶ景勝地であった多数の小島が、文化元年(1804)の地震で隆起して陸地になったものである。
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