鬼退治伝説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 23:32 UTC 版)
大江山には3つの鬼退治伝説が残されている。1つめは、『古事記』に記された、崇神天皇の弟の日子坐王(彦坐王)が土蜘蛛の陸耳御笠(くぐみみのみかさ)を退治したという話。2つめは聖徳太子の弟の麻呂子親王(当麻皇子)が三上ヶ嶽(みうゑがたけ、大江山の古名)にて3匹の鬼(英胡・軽足・土熊)を討ったという話、3つめが源頼光と頼光四天王が活躍したことで知られる、有名な酒呑童子伝説である。酒呑童子#三大妖怪を参照の事。これは能の演目『大江山』(五番目物の鬼退治物)にもなっている。これらの伝説にちなみ、大江山の山麓にあった廃鉱となった銅鉱山跡に1993年(平成5年)、大江町(現在は福知山市の一部)によって日本の鬼の交流博物館が作られた。 なお、酒呑童子の本拠とした「大江山」は、この丹後の大江山であったという説のほかに、京都市西京区にある山城国と丹波国の境、山陰道に面した大枝山(おおえやま)という説もある。 また、中腹に「日本の鬼の交流博物館」があり、館長は鬼の子孫と自称する人物であり、各地で講演など行っている。
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