高浜トンネルとは? わかりやすく解説

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高浜トンネル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/26 15:05 UTC 版)

高浜トンネル入口(高浜側)

高浜トンネル(たかはまトンネル)は、愛媛県道19号松山港線バイパスの一部である。

かつては鉄道トンネル伊予鉄道高浜線梅津寺駅 - 高浜駅高浜隧道複線電化の際に開削)も存在したが、ここでは、現在の道路トンネルについて記す。鉄道トンネルについては、伊予鉄道高浜線を参照のこと。

概要

愛媛県道19号松山港線は、近年の交通量の増大と車両の大型化に伴い、慢性的な渋滞を引き起こしていた[1]。特に朝や夕方の通勤通学時には、松山観光港への到着時間が予測することができない事態や、交通事故の多発など、幹線道路としての機能が著しく損なわれている状況にあった[1]。その解消を目指して建設された松山市古三津 - 同市高浜町の間を走るバイパスの一部である。

当トンネルが開通したことで、

・松山観光港から一般国道437号交差点までの渋滞時の所要時間が約15分短縮(開通前:約22分 → 開通後:約7分)[2]

・松山市梅津寺における現道交通量が約3割減少[2]

・愛媛県道辰巳伊予和気停車場線との交差点の渋滞長が約670m減少(開通前:約820m → 開通後:約150m)[2]

といった効果がみられた。

松山市内を走る県道の中で、トンネルを有しているのは、当路線と愛媛県道18号松山空港線(弁天山トンネル・岩子山トンネル)の2路線のみであるが、全長が一番長いのは高浜トンネルである。(弁天山トンネル:896m、岩子山トンネル:348m[3]

路線データ

  • 長さ:1,530 m[1]
  • 場所:松山市石風呂町 - 松山市高浜町[1](松山港線終点)
  • 幅員:6.50m(11.25m)[1]
  • 車線:片側1車線
  • 制限速度:40 km/h

歴史

関連項目

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j 主要地方道松山港線(松山観光港アクセス道路)高浜トンネル”. 愛媛県松山地方局建設部 (平成16年(2004年)1月). 2024年12月7日閲覧。
  2. ^ a b c 効果事例”. 2005道路整備効果事例集. 国土交通省. 2024年12月7日閲覧。
  3. ^ 新松山空港道路 弁天山トンネル”. 鴻池・大豊・二神共同企業体 (平成6年(1994年)6月). 2024年12月7日閲覧。



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