高校事変II
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 03:24 UTC 版)
児童養護施設で暮らしながら葛飾東高校へ通う嘉島奈々未は、父親からの途絶えた生活費を賄うため、人に言えない仕事に手を染めていた。派遣元からタカダと名乗る客を相手にするよう命じられるが、ホテルに入室したあと連絡は途絶え、行方不明になってしまう。一緒に施設で暮らす奈々未の妹、理恵は心配になり警察に相談するが、まともに取り合ってもくれない。追いつめられた理恵は、同じ施設で暮らし、姉と同じ高校に通う謎めいた少女、優莉結衣に助けを求める。 理恵の悲痛な願いを聞き入れた結衣は、奈々未が出入りする店のポン引きを締めあげ、奈々未の客であるタカダの連絡先を吐かせる事に成功する。警察の情報力をしたたかに利用しながら、タカダと名乗る男、辻館槌狩の正体へと近づいてゆく。 しかしその一方では姉の身を案じるあまり不用意に単独行動を起こした理恵は、接触を図ったポン引きに騙され、牛頭組の傘下にある暴力団に売られてしまう。その暴力団は、輪姦、死姦を楽しむ富裕層を相手に、魚の餌に見立てた少女を提供する、悪趣味な“生け簀”というパーティを催していた。
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